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淡路島人形浄瑠璃を見た

先日、えべっさんにお餅もらったり、写真撮ってもらったという話をしましたが、その前にもえべっさんにお会いしているのでした。それが「淡路島人形浄瑠璃特別公演」でした。

先日映画館で、四国の木偶人形を遣った門付け芸を見せてもらいました。ああ、あれもえびす人形だったなと思い出しました

淡路島人形浄瑠璃とは

太夫・三味線・人形遣いの三つの技芸が結びついて誕生し、江戸時代以降、歌舞伎と人気を競い合った伝統演劇。昭和51年には国の重要無形民俗文化財の指定を受けるとともに、今日まで淡路島の伝統芸能として、伝承されています。

パンフレットより引用

南あわじ市に「淡路人形座」があります。その日は特別(出張)公演ということでした。もらった袋の中には淡路島の観光案内の資料も入っていました。

ロビーに飾ってあった人形。真ん中が吉良上野介。この日は出番なし。


戎舞と仮名手本忠臣蔵

人形浄瑠璃を見たのは初めてです。

この日の演目は、「戎舞(えびすまい)」

戎さまが釣り竿をかついでやってきます。庄屋さんに出されたお神酒を呑み、酔っ払った戎さまは舞を始めます。船に乗り、大きな鯛を釣って、メデタシメデタシ。

お正月らしい雰囲気でした。楽しかった。

次の「仮名手本忠臣蔵」は、いわゆる赤穂事件を題材にしているのですが、時代背景とか登場人物を変えています。なぜかは、わからない。原作のままでは恐れ多いか、または庶民的なものにしているのかなと思いました。違っていると思う。

人形浄瑠璃は、なんせ初めてなので、舞台・大道具が立派だなとか、人形を「ほお、こんなふうに動かしているんだ」とか感心しながら見ていました。タイミングが一つ狂ったら大変だ。猪も出てきた。

最初に挨拶してくれた方が言っていた「早変わり」とは、人形遣いの人の衣装を早変わりして、3つの人形を違い分けるのです。お見事!

足のスムーズな動き

私は人形の足が印象的でした。足を交互に出して走っているのが、とてもきれいでした。簡単そうで、きっと難しいと思う。

人形は主遣いが、かしらと右手を、左遣いが左手を、足遣いが両足を遣うのだそうです。

足遣いは中腰らしい。一人前になるには「足8年、左手8年、かしらは一生の修行」とのことです。

太夫と三味線

浄瑠璃の太夫と三味線。こっちを先に書かなきゃと思うくらい、私にはとても新鮮でした。当然なのだけど、太夫と三味線に合わせて人形が動きます。

字幕も出ますが、現代語じゃないから、見ない方が集中できました。

娯楽の少なかった時代には、こういう芸能が楽しみだったのでしょうね。四国の門付け芸も、お正月の楽しみだったと言っていました。

買ってしまったお福分け袋(福袋)
お福わけせんべい。おいしかった。

帰り口に戎さまがおられて、手を振ってくれました。

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