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【本まとめ】結局、人生はアウトプットで決まる

みなさんは常日頃から「アウトプット」を意識的にできていますか?

「インプットはやっているけど、アウトプットはあまり・・・」
「いざアウトプットしようとしても、上手く伝えられない・・・」

といった人は多いのではないでしょうか。(私もそのひとりです汗)

しかしアウトプットは、インプットと同じく(もしくはインプット以上に)重要かつ効果的な取り組みです。

本記事では、アウトプットを始め方や具体的なメリット、継続するために大切なことについて解説していきます!

結論

アウトプットで間違いなく人生は変わる。いますぐ着手せよ!

こんな人に読んでほしい

・インプットした情報を発信しないまま終わっている
・アウトプットに興味はあるが、一歩踏み出せないでいる
・アウトプットにおける“ポイント”や“継続の秘訣”を知りたい

■アウトプットを始めてみよう

安心してください。
アウトプットにおいて重要なのは“優れた内容”ではありません。

なぜなら、まずは始めてみること自体が何よりも優先すべきだからです。

「私は高度な専門性は持っていないから…」
「お金のとれるような価値あることは書けそうにないから…」

など、始めない言い訳を考えるのは悪手であると考えましょう。

そのため、固定観念や後回ししたい気持ちを振り払い、まずはアウトプットを“始めてみる”ことが大切になります。

そうは言っても、どんなことをアウトプットすればいいかわからない人がいることでしょう。

そこで本章では、アウトプットを始めるための具体的な「テーマの見つけ方」について解説していきます。

自分の「好きなこと」から考える

選び方のコツは「自分の好きなこと」を題材にすることです。
つまり、自分が元々はまっていることや興味深いこと、面白いと感じることを選んでみてください。

例えば、
・好きな食べ物
・好きなスポーツチーム
・好きな芸能人

など、ジャンルや内容は問いません。
さっそく自分の好きなことを思い浮かべてみましょう!

思い浮かんだら、実際にアウトプットしてみてください。

具体的なアウトプットの方法としては、
・ツイッター
・インスタグラム
・ブログ

などが挙げられます。(こちらも方法は何でも構いません)

好きなことを見つけるには

先ほどは「自分の好きなこと」に目を向ける方法をご紹介しました。
しかし、その「好きなこと」がわからない人は決して少なくないでしょう。

このようなときには、

「もしベーシックインカムが導入されたら、自分は何をするか」

を想像してみることをおすすめします。

言い換えると、「最低限、生活が保障されており嫌々働く必要がなくなったとき、自分は何をするか」を考えてみるということです。

このように、仕事という“やらなければならないこと”から離れて考えてみると、実は本当にやりたかったことが見つかりやすくなります。

繰り返しになりますが、少しでも思い浮かんだことがあれば早速アウトプットしてみましょう。

アウトプットが続くようであれば「好きなこと」であることがわかりますし、逆に、続かないようであれば好きではなかったことがわかります。

いずれにしても、何もやらなかった自分より前進することが可能です。

心の声に耳を澄まそう

好きなことから掘り下げてみても、「どうしても何も見つからなかった・・・」という人もいることでしょう。

そういった場合の手段として、ニュースや新聞などの“情報”に触れたとき、「面白い」「興味深い」など心が盛り上がったことをテーマにする方法があります。

メリットは、心が盛り上がったものをテーマにすることで、アウトプットが容易になることです。さらに、興味のあることには自然と「熱」が入り誰かの心に届きやすくなります。

好きなことがわからない人にとっては活用しやすい方法ですので、困ったらこの方法を試してみてください。

ここまでで、発信したいテーマは何か1つ見つかりましたか?

少しでも“引っ掛かるもの”があったのであれば、あとは「アウトプットするかどうか」だけです。

(本当はとても悲しいですが)今すぐこの記事を読むのはやめて、さっそく取り組んでみましょう!

■インプットの質を高めよう

実際にアウトプットしてみましたか?
アウトプットに着手できたら、次はインプットの質を高めていきましょう。

以下では質の高いインプットを行うために有効な方法を3つにまとめてご紹介します。

アウトプットこそが最大のインプット

アウトプットは、インプットの質を高めます。

なぜなら、アウトプットを行うには自身が発信したい内容や伝えたい内容を深く理解していなければならないからです。

そもそもアウトプットはインプットが前提であり、情報を理解した上で整理し、相手に届ける必要があります。
そのため、必然的にアウトプットを行う過程でインプットした情報を理解する必要が生じ、その結果インプットの質が高まるのです。

また、アウトプットを続けることで過去インプットした内容と結びつき、一層深いインプットの質の向上につながります。

その理由は、自身のインプットした知識が蓄積されることで情報の時系列が整理され、それらの点と点が結ばれることでより質の高いインプットになるからです。

まとめると、アウトプット“そのもの”によってインプットした情報を理解でき、“継続”することでワンランク上のインプットにつながります。

当事者意識がインプットの極意

次におすすめの方法としては、「当事者意識をもつ」ことです。
人間は「自分に利害があること」については自然と興味をもちますよね。

つまり、実際にモノやサービスを購入・体験することで自ら当事者になり、興味をもたざるを得ない状況を作りあげてしまうのです。

当事者になることで自分にとって利害関係が生じるため、情報を正確に調べたり、理解できるまで繰り返し勉強したりするなどの行動に繋がり、インプットの質が高まります。

本書内でのおすすめは「株式投資」です。
株を買うことで自身が一人の株主となり、自然と当事者意識が高まります。

自身の投資先の業績が良いのか悪いのかは嫌でも気になってしまうため、保有株に加え、関連する業界や企業についても調べるようになり、結果としてインプットの質は飛躍的に高まるのです。

つまり、本章での“本質”は、自分の好奇心をいかにくすぐってあげる仕組みを作り、インプットの質を高めていくかが重要になります。

話すことが最大のインプットに(発展)

(発展的な内容ですが)インプットの質を高めるには「人と対話すること」が有効です。自身が学んだこと、感じたことを第三者に伝えてみましょう。

対話する最大のメリットは、自身の発言・考え方に対して“フィードバック”が返ってくることです。
つまり、自分では気づけていなかった視点や捉え方、全く知らなかった知識を学ぶことができ、新たなインプットに繋がるのです。

もちろん、家族や友人などに話すことも効果的ですが、なるべく自身と同等またはそれ以上の知見をもつ相手(上司や教授など)と対話することで、より一段上のインプットに繋がります。

■アウトプットを継続しよう

さいごにお伝えするのは、「どうやったらアウトプットを継続できるか」、そして「アウトプットを継続するメリットは何か」を解説します。

続く人と続かない人の違い

「続かない」というのは「続かない人」が悪いわけではありません。
そもそも、選んだ内容が本人にとって魅力的でない可能性が高いからです。

例えば、
・最近流行っているから
・なんとなく儲かりそうだから
・誰かが役に立つと言っていたから

などの動機では、自分の身にもなりませんし、続きにくい傾向にあります。

逆に「続きやすい人」の特徴は、はっきりとした“目的”をもっていることが多いです。

例えば、
・こんなアプリをつくりたい
・お金の勉強をして周囲の人の役に立ちたい
・価値のある情報を発信して、困っている人を助けたい

など、主体的な目標が肝心です。

そのため、アウトプットを通じて情熱が持てないのであれば、思い切って考え直すことも大切になります。

まとめると、「誰に頼まれたのでもないけど、ついつい書いてしまうこと」があなたにとってベストなテーマであると言えるでしょう。

自分にとって魅力的な題材を見つけるためには、様々なジャンルや内容について、かたっぱしから首を突っ込み続けることが近道です。

少しでも気になったことは、とりあえずアウトプットしてみましょう!

メリット①セルフプロデュース能力が高まる

ここからは、アウトプットを継続するメリットについてです。
具体的なメリットを2つご紹介します。

まず1つ目は、「自分をプロデュースする能力が高まる」ことです。
なぜなら、アウトプットにはプロデューサーの役割がすべて詰まっているからです。

本書を参照にすると、例えば「ブログを書く」という過程には、

ア:対象となる読者層を決める
イ:読者が喜ぶトピックを選ぶ
ウ:筆者のモチベーションを高め、締め切りまでに書かせる
エ:筆者が書いた文章がより多くの人に読まれるよう工夫する

といったプロデューサーの役割が存在します。
つまり、個人がブログを通じたアウトプットをする際には、必ず上記ア~エのようなプロデューサーの役割を果たさなければなりません。

その結果、アウトプットを継続することで必然的にプロデュース能力が高まり、自分の強みや得意なジャンルに気づくことができます。
(また、その強みを上手く読者に届けることが可能です!)

メリット②あなたをブランド化する

2つ目は、「あなたのブランド力が高まる」ことです。

突然ですが、みなさんは「スティーブ・ジョブズ」を知っていますか?
「あ、iPhoneをつくった人だ!」と思った方は多いのではないでしょうか。

つまり、「〇〇と言えば、この人だ!」というのがブランド力の正体です。

先ほどのスティーブ・ジョブズの例のように、世界的な評価を得た上で、多くの人に名の知れた人(=ブランド力の高い人)がいます。
一方、世の中には偉大な成果や実績をあげていても、誰にも知られていない人がたくさんいることも事実です。

実は、このような“ブランド力の差”は「大衆に向けてアウトプットしたかどうか」が大きく影響しています。

実際に本書の著者である中島氏においても、「継続的なアウトプットによりブランド力が高まり、影響力をもてるようになった」と振り返っています。

つまり、偉大な実績があってもアウトプットしなければ誰も気づいてくれないため、自分から発信することが肝心です。

また、長期にわたって発信し続けることで、徐々にブランド力が高まり自身の影響の大きさも少しずつ広がっていきます。

まとめ

①アウトプット始めよう
・ジャンルや内容よりも“始めること”が大切
②質の高いインプットをしよう
・アウトプットこそが濃いインプットにつながる
③アウトプットを継続しよう
・「ついつい書いてしまうこと」をテーマにしよう

感想

本書を通じて、結局は「始めること」が何よりも大切であることを実感しました。やはり、スタートしないことには何も変わらないですからね。

また、読み進めていく中で「結局、人生はアウトプットで決まる」について段階的にとても共感できるようになっていきました。
なぜなら、アウトプットを通じてインプットの質が高まることや、プロデュース能力が身につくことなど、実践したがどうかで大きな差がついてしまうなと思ったからです。

さいごになりますが、この記事を読んで「少しでもやる気になった!」方が一人でもいてくれたら幸いです。
(実際に本書を手にとっていただくと「もっともっとやる気がでてきた!」とアウトプットへのモチベーションが上がると思います!)

最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

出所:中島 聡『結局、人生はアウトプットで決まる』

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