企業分析シリーズ 「あらゆる廃棄物を資源化していく」 リバーホールディングス

創業は1904年(明治37年)、鈴木徳五郎商店として浅草で屑物一般の売買開始から今年で117年目を迎える同社は今、「あらゆる廃棄物を資源化していく」を十数年前からの新たな目標として成長の過程にある。

 創業から100年あまりを創業者直系で営んでいた当社であるが現会長鈴木孝雄氏が社長就任中、高度成長に伴う大量消費が問題視され世論にも後押しされる形で次々とリサイクル法が成立と廃棄物処理をめぐる環境が大きく変化していく中、時代の変化を感じ取った鈴木氏がオーナー企業からの脱却パブリック企業への変身を決意し、当時、当社と三菱商事との合併会社であったメタルリサイクルの取締役を務めていた、三菱商事出身の松岡直人氏にお願いする形で社長を交代した。

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