フォローしませんか?
シェア
「批評の神様」とよばれる小林秀雄を読んでみたい。しかし、レトロな表紙の文庫本『モオツァル…
話を『私の人生観』本文に戻す。 小林秀雄は詩人リルケの言葉を用いて、「美」についての考え…
「読んだだけでは駄目で、実は眺めるのが大事なのだ」とは、いったい、どういうことだろうか。…
絵を描く芸術家も、絵をみる側も、一人一人の個性は違う。だが、優れた芸術には共感できる普遍…
「美」は解るものではない。「美」は求めるものだ。観念でも通念でもなく、眼の前にあるものを…
小林秀雄が「美」という言葉を持ち出すと、途端に心が慌ただしくなる。 美しさ。美学の萌芽。…
何の予備知識も先入観もなく、小林秀雄の『オリムピア』のこの部分を読んだとき、これは何なのだと驚いた。しばらく黙り込んだあとで、気がついた。これは詩なのだと。 引用したのは、もともと一つの段落に収まる文章であり、散文である。それを句読点で改行し、適宜空行も入れてみた。すると、4連からなる現代詩だと言っても通じる。小林秀雄の文章にしては、読点がちょっと多いような印象なので、さらに読点を削ってしまえば、もっと詩の様式に近づくだろう。 オリンピック選手にとっての砲丸のように、我々
経験を重んじ、そのうえで自分の感覚を大切にせよ。しかし、経験の味わいなんて、すぐには解ら…
経験を重んじよ。そのうえで自分の心に浮かぶ感覚を大切にせよ。信じるによせ、疑うにせよ、経…