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ひとりの本好きが、本好きの友だちと交わす往復書簡。

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読んだ本について手紙を書く。本好きから本好きへと書く手紙。往復書簡。手書きの必要はありません。ここから始まった往復書簡がいくつもあります。あなたの手紙、待っています。
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2023年5月の記事一覧

読書の祝祭たるものは——志村ふくみ『一色一生』、柴田元幸訳『ハックルベリー・フィ…

拝啓 五月尽日というのに入梅のような曇り空です。平年よりも1週間ほど早い。季節感が一枚、…

既視の海
1年前
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同じ書物を読む人は遠くにいることを知る——岡崎京子「万事快調」、向田邦子「胡桃の…

拝啓 向暑のころとは思えない朝夕の気温差と、1日ごとの寒暖差です。それでも我が家の庭では…

既視の海
1年前
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歩くことと、言葉を紡ぐことは似ている——ハン・ジョンウォン『詩と散策』

拝啓 朝の冷えた空気を楽しんでいたのに、にわかに暑くなり、額のしずくをぬぐってみたら、汗…

既視の海
1年前
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言葉の力を信じる——ジル・ボム『そらいろ男爵』、鎌田實『雪とパイナップル』、アー…

拝啓 寒暖の差が大きく、薄暑というには朝の冷気が身にしみます。しかし、あなたからの手紙は…

既視の海
1年前
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