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デヤブロウの銭湯巡り&銭湯語り

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都内オススメ銭湯の紹介や、銭湯での出来事、湯に浸かりつつ考えた雑感などを並べていきます。
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#サウナ

【銭湯巡り】中野区・松本湯/入口にスッポンモドキ!時代とともに進化するウェルビーイング銭湯

 のっけから銭湯とは直接関係ない話題ですが、「WIRED」という雑誌の日本語版を購読しています。  雑誌のテーマは先端科学技術や環境問題、最新ガジェットやテクノロジー、そしていま話題のウェルビーイングなど様々。読んでいて未来世界の雰囲気がして特に好みです。  最新刊では「リトリート」という概念が特集されていました。本来は「撤退・退却」という意味ですが、転じて「日常のストレスやトラブルから距離を置いてリラックスし、幸福を高める」ということのようです。  その中のとある特集

【銭湯語り】サウナはストレス解消にも凄く効く!

 今は「銭湯に行くのはサウナのため」「むしろ銭湯≒サウナ」という嗜好やスタイルの人も多いでしょう。僕も好きですサウナ。今回はそのサウナで心が軽くなったという小話。 ◆仕事でイヤな事がありました。 普段サラリーマンをやっていると、当然ながら良い事悪い事と色々あるもので、特に悪い方は長々と尾を引きがちなものです。  僕自身、先週の末にそうした出来事がありました。  「考えてみれば確かに僕の落ち度だけど、でもあそこまでガミガミ言う事はないじゃないか。それに一緒に怒ってた例の件は

【銭湯巡り】中央区・十思湯/歴史の香り漂うアツアツ「新顔」銭湯

 日本最大の電気街にしてオタク・サブカルチャーの街、秋葉原。  下町的な雰囲気を色濃く残し、「甘酒横丁」なども有名なのんびりストリートの人形町。  その狭間にあるのが小伝馬町、その一角に位置するのが今回紹介する「十思湯」になります。  十思湯の経歴はかなり異色です。昭和の前期〜中期に創業という老舗銭湯が多い中、十思湯の創業は2014年なので、銭湯業界では圧倒的に「新参」と呼ぶべき存在。しかも、かつて存在した「十思小学校」の跡地にある公共施設「十思スクエア別館」の一角が所在地

【銭湯巡り】豊島区・五色湯/黒に心が整う五行リノベ銭湯

 今でこそ都内在住ですが、実は埼玉県育ちです。  そのせいかどうかは知りませんが、仕事や趣味の街歩きなど歩くことが多いのが、埼玉県民御用達タウンと呼ばれる豊島区は池袋。でも今回は池袋の話ではありません。  ブクロを一巡りして用事を一通り済ませた後は、十数分ほど散歩して椎名町へ行くことが多いです。  駅前の美味しいうどん屋や、その近くにあるカフェ併設の寺社など、こじんまりとした街並みやアーケードの中にさりげない見どころが多い椎名町。高速道入り口辺りの開けた雰囲気も好きです。

【銭湯語り】サウナで見つけた手話(?)と多様性

 銭湯には色々な年齢、色々な雰囲気の人が訪れます。  週一回は通っている行きつけの銭湯でも、仕事帰りのサラリーマン、部活が終わった後の学生さん達、近所にお住まいのご高齢の方々など、客層は多種多様。  そんな中で先日、ちょっと印象深い人達を見かけました。 サウナで見かけた2人 銭湯に入る時はまず体を洗って、ぬるめの湯、熱めの湯につかり、水風呂でいったん体の熱を取ってからサウナに入っています。  サウナルームに入り、熱気で汗をかきつつTVモニターを見ていると必然的に、僕以外の

【銭湯巡り】台東区・鶴の湯/ラドンの心地よさに唸る下町銭湯

 埼玉の親元を離れ、東京で暮らし始めたのは9年ほど前。  最初の住まいは台東区・浅草のワンルームだったのですが、そこへ引っ越した時、手続き上の事情でガスが転居初日だけ使えないことに。これではお風呂にも入れません。  新生活の初めからこんなん大丈夫なのかと不安がりつつ、その旨を不動産屋さんに相談。すると「それなら近くに良い所ありますよ〜」と紹介して頂いたのが、浅草寺裏手から遠くない所の、とある一軒の銭湯でした。  そこが僕にとっての初銭湯で、ここから都内の銭湯通いがずっと