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第57回音読したい漫画 #ブックブックこんにちは

ブックブックこんにちは!

東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」。このnoteは当番組ディレクターの山本リオが裏話をお伝えするマガジンです。

昨日札幌から東京に戻ったのですが、札幌では「ブックブックこんにちは聴いてます!」「ディレクター日記読んでます!」という嬉しいお声をたくさんいただきました。みなさま本当にいつもありがとうございます!!

さて、今週も配信しましたよ!


新千歳空港に向かう車の中で編集完了!

普段は東京の家、もしくは集中するためにファミレスに行ったりして編集作業をしています。しかし今回は!すでにリモートで収録済みだった音源を札幌・神さんのご自宅でおおかたの編集作業を終え、音源チェックは札幌から新千歳空港へ向かう車の中、運転席に神さん、助手席に柳下さんがいる状態で、後部座席で行いました。

まだ雪景色の残る札幌をドライブしながら編集

音量調整のリクエストを聞きながら最後の微調整を車中でPC開いて完了。アップロードを待っている間も、今回の音源を聴いて道を進みます。

お気づきでしょうか。ブックブックこんにちはをカーステレオから流しながら、神さん柳下さんが喋っていると、どっちが音源だかわからなくなるのです。声の音量的にも、2人ずついる。正直、「あれ?ここ、こんな編集したっけ......」と思ったら生声だった、と言う場面も何度か。

実は2人揃ってリアルに一緒に音源チェックをするというのは、57回目にして初めて。まさに副音声を聴いているような、不思議な気持ちになりました。

音読したい漫画


今回はおたよりからの選書テーマ「音読したい漫画」。かつての下北沢に想いを馳せつつのセレクトとなりました。

漫画といえば、この回のオープニングトークでも漫画の名台詞を2人が読み上げていましたね。
(ちょっとした出来心で、セリフ部分を派手にエコーかけていたことを思い出しました。)

神チョイス『ボーダー』狩撫麻礼原作/たなか亜希夫著(双葉社刊)

神さんのチョイスはお馴染み!狩撫麻礼さんの作品です。当番組で度々話題に上がっている『湯けむりスナイパー』も狩撫麻礼さんでしたね。

ワンシーンの情景を語る神さん、そしてとっておきのセリフを音読する神さん。やっぱりいい声!!ぜひ聴いてくださいね。

ちなみに今回、この選書の後に入れたブリッジはちゃんと文脈も繋がってます。車中での音源チェックでも「おぉ〜!」とお二人からお褒めに言葉をいただきました。やったぜ🐈

『ボーダー』の紹介の流れで、電気グルーヴのオールナイトニッポンの話題もあがりました。何を隠そう、私、電気グルーヴ大好きなのです。「〇〇もの」の本の回を編集したときは、直前まで石野卓球さんのDJを見に行ってました。今だから言いますが、編集がギリギリになっちゃいました。誘惑に負けて編集を後回しにしてごめんなさい。でも間に合ったからいっか。

2年ほど前、映像のロケのお仕事で静岡に行ったことがありました。ある児童館での撮影でカメラに他の子どもたちが映り込まないよう、少し離れたところでキッズたちの話し相手をしていたところ、1人の坊主頭の小学生が声を掛けてきた。

「何の撮影?オレ、芸能人見たことあるよ!」

誰だれ〜?と聞いて返ってきた答えが

「ピエール瀧!しょんないTVでこの辺に来たんだよ!」

羨ましい〜!!!!小学生にしっかり認知されていることも、ローカルのテレビ番組「しょんないTV」の存在が定着していることも、電気グルーヴの生まれ育った地元・静岡にしっかり根付いている様に感動したものです。ブックブック番組内で紹介しているのはこんなほっこりした方向性のエピソードではありませんが(むしろ逆)ぜひお楽しみください!

柳下チョイス『ファントム無頼』新谷かおる著(小学館刊)

柳下さんのセレクトはこちら。乗り物の話題になったので、またまたまたまたガリンコ号に飛び火するのではないかとヒヤヒヤしていましたが、今回は無事に本の紹介でおさまりました。一安心。(ディレクターがガリンコ号のことが嫌いなわけではもちろんありません!乗ってみたい!だけど柳下さんのガリンコ号トークが暴走すると、編集作業が1.5倍くらい増えるので、ついブレーキかけちゃうのです!ガリンコ号ファンのみなさま、どうかご理解ください!)

今回、音読したい漫画ということで、該当ページを台本とともに画面共有しながら収録していました。絵を見ながら聞くとなるほど、と思う部分もありつつ、音だけで情景を聞くのもまた面白い体験だな、と思って聞いています。

柳下チョイス2『孤独のグルメ』谷口ジロー作画(扶桑社刊)「東京都板橋区大山町のハンバーグ・ランチ」編

柳下さんからのもう一冊は『孤独のグルメ』から。こちらの情景たっぷり、しっとりしたセリフの音読もぜひぜひ聞いていただきたいです。お仕事のある平日、1人でランチしながら聞いていただくのも良いかも。

お知らせ!ブックブック1周年カセットの再チャンス!

さて!今週末に迫ってまいりました3/19(日)東京・東日本橋CITANで行われる古本市「ツドイ文庫」に私ディレクターの山本が出店いたします。

数量限定でブックブックこんにちは1周年記念カセットをお渡しできるチャンス!合言葉は先週の配信回をご確認ください。合言葉がないとお渡しできませんので悪しからず!!

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