[バーフバリじゃない!]バーフバリ 王の凱旋[が届いたの巻]

映画感想の時間じゃ!

今回もフォロワーのおすすめ映画です。今までDVDを直接送ってもらうという手法が取られていましたが、この件でアマゾンギフト券を送ってもらってそれでプライムビデオでレンタルするという画期的な手法が判明したのでこれから私に映画を見せたい人はギフト券がおすすめです。DVD高いし。

というわけで今回はツイッターでも話題沸騰だった『バーフバリ 王の凱旋』です。

☆基本情報
『バーフバリ 王の凱旋』(原題: Baahubali 2: The Conclusion)
公開年:2017年
監督: S・S・ラージャマウリ
主演:プラバース
ジャンル:インド、スペクタクル、アクション、ファンタジー
予告編

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『バーフバリ 王の凱旋』は『バーフバリ 伝説誕生』に続く二作目。通称バーフバリ2と呼ばれているようです。これが公開されたときのツイッターの熱狂ぶりと言ったらそらもうすごかったのを覚えています。
ただ、付き合いの長い人ならもう察してると思うんだけどヴォンボはツイッターでもてはやされた映画はほぼ100%無理です。(今度からおすすめする人は参考にしてネ)

そういうわけでちょっと不安に感じながらも観たバーフバリ2。インド映画は好きなので予想に反してまあまあ楽しめました。しかしなんていうか、感想が難しいんですが、これ結構観るの難しい映画じゃない?

というのも序盤~中盤にかけての展開がかなり力業でもう「勢いで進めれば十分じゃ!ガラムマサラ!」って感じなので私は完全に『爽快ノリノリインド映画』だと思って観てたんですよね。でもそれにしてはここで絶対踊るだろ!ってところで踊らないし、ここで絶対アップテンポの曲来るだろ!ってところで来ないし、ものすごい不完全燃焼っつか焦らしプレイみたくなってたんです。全体的に突き抜け感が足りないな!とか思ってました。

で、「あ、これ爽快ノリノリインド映画じゃねぇわ」ってようやく気付いたのがバーフバリが死んでバーフバリ2世が出てきたところ。遅っ。これ無敵超人英雄バーフバリが主人公の痛快アクションじゃなかったんですよ。完全に勘違いしてたけど。カテゴリ的には大河ドラマとかが近いと思います。

おそらく「バーフバリという英雄が生きてた時代のマヒシュマティ王国の動乱を描いた映画」というのが正確な説明になると思います。バーフバリじゃなくて歴史がメインなんですよ。この物語自体は全部創作なんですけど、太平記とか吾妻鏡のインド版だと思って観るとかなり納得のいく構成なんですよね。

いや、これ1から観てる人は「そうだよ」って感じだと思うけど!知らなかったんだもん!「2からでも全然観れますよ」って言われたし!ツイッターでもそういう評価が多かったし!でもこれたぶん1から観ておかないと肩透かしになるタイプの映画だと思うよ!?話がわからないとかじゃなくて、カテゴリを誤認するもん!ファンタジー史劇スペクタクル映画(なんだそれは)とかそういうアレだもんこれ!

まあでも私の場合この無知が功を奏しまして、ぶっちゃけバーフバリが死ぬ直前くらいまでは飽きてたんですけどバーフバリが死んで2世が出てきたあたりで「!?」ってなって、「これそういう映画か!」という、いい意味で驚きを得られましたね。っていうか普通ノリノリインド映画だと思いこんで史劇スペクタクル観ることないからね。
それと最近こういう感じの映画観てなかったのでそこも思わぬ出会いだったなと思います。総合すると「もっと踊れよ」なんですけど、映画としてはよくできてるな~って思いました。1も観ようかな。


☆評価(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆
クマラたん…:☆☆☆☆☆


ヴォンボに投げ銭して運気を上げよう!