見出し画像

ブルーインパルス


いつものように脈絡の無い更新。

皆さんはこのようなジェット機の演技飛行の時のスモークが、一体どんな仕組みになっているのか気になった事ありませんか?

この仕組みはちょっと面白くて、
ジェットの排気口にタービン油(マシン油やミシン油とも・・。)
を噴出して、高温の排気に晒された後に大気で急激に冷やされて雲状になると言うもの。スモークとは言いますが「煙」ではありません。

ブルーインパルス仕様のT-4には300リットルほどの別タンクが機体内に装備されていて、基本的な一回の展示飛行ではほぼ200リットル消費するそうです。

数年前、札幌の丘珠基地での展示飛行の際に、私は直接このスモークを全身に浴びる幸せを享受する機会に恵まれました。
後にも先にももう二度と無い経験だろうと思います。

では実際のそれをご覧ください。

この撮影ポイントは中々レアで、現在は閉鎖されていますので、
大変貴重な映像となっております。
撮影機材は古いアンドロイドスマホ一本。
しかし、低解像度がゆえの何とも言えない粋な味を醸し出しています。
そして非凡な私の編集センスが光るひかるヒカル!!笑

この動画の全ては1分08秒からにあります。
この場所このアングル、そして強烈な距離感の動画に私はまだ出会った事がありません。


さて、この日の現場の状況を少し解説しますね。
映像後半に飛行機が進行して行く方向に丘珠基地航空ページェント会場があります。この空港はジェット機の運航が出来ない所で、ブルーインパルスも着陸する事は出来ません。しかし、滑走路と観客との距離は中々に近くて、この日8万人ほどの観客の目の前でスモークを引きながらタッチアンドゴー!と言う大変珍しい演技を実施したのでした。
しかも、殆どのマニアは空港内に犇めいていて、この強烈でレアなポイントを知らないと言う・・ああ、この抜け駆け感が堪らない!笑


以前から全国の航空祭を追っ掛けて撮影してますが、この動画を超えるものはまだありません。
偶然に撮れた傑作。(あくまでも当社比・・笑)
この日は快晴で、太陽も高くスマホを空に掲げるとそのモニターはほぼ逆光で真っ黒!
だから「ヤマ感手探り」でスマホを飛行機の方に向けているだけで、何の手応えも無い撮影となっていたのでしたが・・。
良いものが出来る時って、得てしてそういうものですよね・・。

もう何年も前に仕上げたたった2分の尺の動画ですが、何故か見る度にジワジワと涙が湧き出すのは何故だろう?
様々な動画ストックが大量にあるのですが、これが私の「泣きの一本」となっています。



しかし、このブルーインパルス、川端龍子ならどう描いたろう・・?
きっと超ド級に凄いの描いただろうな・・、そう思うだけで何だかワクワクして来ませんか?






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?