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「好き」と伝える勇気が世界を変える

「あなたの好きなもの、好きなことなんですか?」
そう聞かれてもな・・・・・・
別に・・特にないんですけど。

7年前の私。
育休からの職場へ復帰して
仕事、家事、育児の目まぐるしい毎日。

そんな中で自分のことを考える余裕もなく
ふと気がつけば
会社と家と保育園の行き来だけで
周りのみんなに置いて行かれているような
誰もいない狭い世界に取り残されたような気持ち

好きなものを好きと言えて
自分のやりたいことをやって、キラキラしているみんなを
羨むだけのそんな自分が情けなくて大嫌いで、
自分でない誰かになりたいって毎日そう思ってた。

そんな時に参加したあるワークショップ。
その日、ホワイトボードに
自分の好きなこと、これからやりたいことを書かなければならなかった。

「あなたの好きなもの、好きなことなんですか?」
「これからやってみたいことなんですか?」
そう聞かれてもな・・・・・・
別に・・特にないんですけど

目の前の真っ白なホワイトボードの前で、
先の少し潰れた太いペンを持ったまま立ち尽くす私。
周りはスラスラとペンを滑らせているのに・・・

書いたとて・・・それが叶うことがあるわけないし。
そんなことを思いながらも
一生懸命絞り出して、恐る恐るそこに書いたのは
「絵本をつくる」でした。

その頃は娘も小さくて、毎晩一緒に絵本を読んでいて、
私も子供の頃から本や漫画を読むことが好きだったのと
絵を描いたり、写し絵したり、塗り絵したりが好きだったなーっていうのを
思い出したから、なんとなくそうホワイトボードに書いてみた。

でもさぁ・・
物語や文章を書けるわけじゃないし
絵を描くって言ってもさ、落書きレベル。
デザインや美術の勉強もしてない私じゃね。
上手な人はいっぱいるし、叶うわけないよね。

そんなことを思っていた私が

それから7年後の・・・今!
なんと!!!
絵本の表紙の 「絵」のところに私の名前が載ってるんです!!

童話絵本「これ よむ?」 表紙


えー!!!びっくり!!


「絵本をつくりたい」
そんなことを書いたことなどすっかり忘れていた私ですが、

あれから私は、ありがたいことに
素敵な人やコミュニティに出会い
ご縁がつながって、作家の七緒ようさんと出会い
そして絵本作りのイラスト班として、
絵本作りに携わることができたんです。

そして、この絵本は作家のようさんが物語を書き、
私を含め3人のイラスト班でイラストを描いています。

絵を描くと言ってもただ描くのではなく
絵の構成を考える、線を描く、色を塗るなどといったように
いろんな作業があります。

その作業を3人で分担して、それがつながって
1つのイラストが完成しています。
(ちなみに私は色塗り担当です🎨👩‍🎨)


今思えば好きなことなんてないじゃなくて
好きって言っていいか分からなかった。
好きって言うのが怖かった。
だって
否定されたら怖いから。


でもね、少しずつ
好きなことを「好き」って
ちっとも上手くなくても、
上手くできる自信がなくても
好きを出して、周りに伝えていったら
いろんな人と繋がって

私の絵を描くということが
今こうして誰かの役に立てている。
誰かの夢を叶えるお手伝いができている。
1人じゃできなくても
誰かとつながることで力になれる
世界が広がっていく。

そして今回の経験で
今の私と過去の私がちゃんとつながっていることも
実感することができました。

過去の私、
自分の好きを諦めないでいてくれてありがとう。
あの時の私のおかげで今の私がいます。

ここまで読んでくださったあなたへ

今度は、この本が
あなたと私がつながる
あなたと大切な人がつながる
あなたの好きが素敵な夢・未来へとつながる
そんな「つながる」きっかけとして
ぜひあなたに読んでほしいなと思っています。

「これ よむ?」

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