20201124月組「WELCOME TO TAKARAUZUKA-雪と月と花とー」「ピガール狂騒曲~シェイクスピア原作『十二夜』より~」序章


私にとって2回目の宝塚。

でも、1回目よりドキドキした。

なぜなら、このコロナ禍で宝塚は私にとって心の救いだったからだ。


3月中旬頃からリモートワークメインになった。

当時、私は閑静な住宅街にあるアパートに一人暮らし。周囲に知り合いはいないし、にぎやかではない。

突然世界から隔離されたような感覚に陥ってしまい、正直心細かった。

そんな日々が続いたある日、ツイッターで宝塚のCSが3日間無料方法されることを知った。

宝塚は、以前宙組の「オーシャンズ11」を観劇し、のめりこみはしないが強いて言えば桜木みなとさんはタイプ💛くらいのスタンスに留まっていた。

(なぜなら、それ以上踏み込むと沼が待っていると直感が働いたから…これ以上投資先を増やせない…(四季、東宝、ミスチルetc))

しかしオンライン・オフラインのヅカヲタの友人の熱狂ぶりに感化されつつあった私は、意を決し見ることにした。


なんとすばらしい世界…!!!これは夢か!?


いや、もともと「宝塚は一度足を踏み入れたらすぐ沼だ、深入りはしちゃいけない」と自ら抑えていたゆえこの結果は予想できていた。

でも、テレビで永遠に流れ続けるおとぎ話のようなきらびやかな世界、

そして「清く、正しく、美しく」を全身で表現しているタカラジェンヌの姿に

私は想像以上に魅了されてしまったのだ。

また憎いことに、この無料期間中に明日海りおの横浜アリーナ公演やら紅ゆずるの卒業後コンサート、

花より男子、そして推しと化した桜木みなとのバウホール主演作という、私を沼に落とすためのようなラインナップだったため

私の宝塚愛は深くなってしまったのだった。

以降、宝塚は私の生活に入りこんできやがった(←悪意はない)。

SNSで熱狂的ファンのコメントを見て悦に浸り

ステイホーム期間中にyoutubeにアップされた過去の演目を観て悦に浸り

時々BSで放送される過去の演目を観て悦に浸り

カフェブレイクは毎週録画して観て悦に浸り…

悦に浸る都度、今までわからなかったジェンヌの顔・特徴を記憶し

自分の中のデータをアップデートしていく。

そしてまた作品を観る。

なんならOGの作品もチェックする。

こうして、私は沼に落ちていった。

そして、宝塚に救われた。

私の好きなエンターテイメントは、軒並み中止。

四季は映像作品を出していないし、東宝も(私にとって)映像作品を購入するほど、ではない。

そんな中で、宝塚の豊富なコンテンツはいつでも好きな時に触れられる

コロナ禍で発散できなかった自分の感情を大放出できる、とても貴重なツールだった。

宝塚にはまっていなかったら、私は夏ごろ闇の世界に落ちていたかもしれない(笑)。

後半へ続く

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