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「みんなやってる」っていう言葉が嫌いって話。

就活をしていると、嫌でも言われる言葉がある。
それが、
「みんなやってる」
って言葉。

普通に就活みんなやってるとか、インターンみんなやってるっていう意味の時もあるし、ガクチカについて、例えば「塾講師なんかみんなやってる」みたいなニュアンスで使われることもある。

私はこの言葉が大嫌いだ。

自分がなぜ就活を始めたのか、インターンに参加したのか、塾講師をやっているのか、真面目に授業を受けているのか、その理由ってそれぞれだし、それに至るまでの葛藤もそれぞれ。
その過程とか葛藤とか努力を無視して、事実だけをみて、「みんなやってる」なんていう言葉を使う人が嫌いだ。
そりゃ、その事実はみんな同じかもしれないけど、それにかける思いとか、考えとか一人一人じゃん。その事実を受け取るために、どんな葛藤があったか、どんな努力があったか。それを見ない人が多すぎる。
分かりやすいもんね、事実だけ見ていれば。
だからそんな言葉を使う人がいるんだ。
というかそもそも私は、私の人生しかしらないから、他の人がやってることなんてよくわかんない。私は、私なりに一生懸命生きてきたつもりで、そんな自分が一生懸命やってきたことを、「みんなやってる」で終わらせてほしくない。

今日、私は大学のキャリアセンターに行って、就活の相談をしてきた。
その時に、ふっと、「塾講師なんてみんなやってる」なんて言葉をかけられた。
そこまで深い意味はなかったと思うけど、正直驚いたし、この言葉だけで、ああもう相談なんてしない、って思った。
キャリアセンターにいる人は多分そのプロで、きっとこれまでたくさん塾講師をやってた学生を相手にしていたからそういうことが言えたのだろうけど、私はその人たちを知らないし、そんな知らない不特定多数に、自分の思いとか努力を無視して入れてほしくなかった。

なんか、私自尊心の高いめんどくさい人なんよ、ごめんね。

最近、こんな感じで、就活で大人と関わることが増えて、傷つくことも増えたんやけど、こんな時、私がいちばん大切にしているのは、「まあでも私の方が可愛いからな」なんていう、どっかに書いたら炎上しそうな言葉。

だから今日も、キャリアセンターで出会った人事の人と話しながら、少し傷ついて、でもすぐに、「まあでも私の方が可愛いからな」なんて思ってのり切った。このくらいラフに行った方がきっと人生楽しい。

自分の機嫌は自分でとって生きて行く。


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