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フッ素塗布で基礎点UP!!

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。

 フッ素を塗りましょうって話。

 手数の割には点数が結構高いんすよね。

 か強診じゃないし…。って方も毎月確実に2,000点はUPします。そしてレセプト枚数増加のチャンスでもあります。

 ぜひここで再確認してみて下さいね。

 なお、都道府県によって算定基準によって違いがあると思いますので、そこら辺は自己責任でお願いします!

フッ素の点数

【3ヶ月に1回】
・う蝕多発傾向 C管理 110点
・初期根面う蝕 根C 110点
・エナメル質初期う蝕 Ce 130点(か強診じゃない)
【毎月】
・エナメル質初期う蝕管理加算 Ce 260点(か強診)

 とまぁこんな感じ。3ヶ月に1回算定する分には問題ないと思われます。まず注目するのが65歳以上の根Cの110点なんでこちらから

初期根面う蝕

 ようするに65歳こえたらフッ素塗ってくれという国からの要望です。ここの算定のポイントは

"写真撮影がいらないこと"

です。歯があって黒ければ塗布するだけ。65歳を超えた方に少しでもむし歯っぽいのがあったら塗布して算定しましょう。

 1番のポイントは余計なことを考えなくていいから算定が楽なところですね。SPTでの管理患者さんとかに塗布してSPTの基礎点を110点上げたりが1番わかりやすいかも。(傾向的にならないように注意)

エナメル質初期う蝕

 次は子供。白濁してる歯があったら写真撮って算定しましょう。これだけ130点。ここの分野はか強診になったらエナメル初期う蝕管理加算に進化して、"毎月+260点"に進化する分野なので、真摯に取り組むことをおすすめします。

 子供は3ヶ月に1回、写真を撮る習慣はつけた方がいいかもです。

 おすすめはリユーススマホ。ペンビュアーとかあればいいんですけど高いですもんね。IOSの写真モードで撮影するのも患者毎にわけれるのでおすすめです。

う蝕多発傾向

 か強診になったらやるけど、まだ写真を撮るのは難しいなっていう方も多いと思います。そのときはこちら。

 C処置した歯が2本以上あるときその歯をC管理中に病名つけて110点。

 ポイントはシーラントでもいいところ。

 大きな声では言いませんが、シーラント2本以上やって3ヶ月に1回フッ素を塗るという管理は、かなりの数の子供をC管理するチャンスがあるということです。

 これはレセプト枚数を増やすのにも大きく関わってきますので、システム化しちゃった方がいいと思います。

 歯管理 100
 長期  100
 C管理 110

が3ヶ月に1回、DH枠15分です。

エナメル質初期う蝕管理加算(か強診)

 ラスボス。いろいろやってか強診になった医院へのご褒美です。

 260点。毎月。

 3ヶ月に1回写真 or 初回写真+ダイアグノデント


 毎月算定できますが、フッ素を塗布するのは3ヶ月に1回でいいんです。子供が来たらまず白濁探して写真です。

 さらに口腔機能発達不全症もある方は、毎月小児口腔機能管理+100点を算定しながら、Ce+260点が算定できるんですね。ほら、小児の機能管理にも興味がわいてきます笑

まとめ

 というわけで今日はフッ素の点数をまとめてみました。


 フッ素はよく経営セミナーとかでも大きくピックアップされるポイントなので、とてもいいと思います。

 特に小児は保険治療無料や定額の地域が多いと思います。

 僕のところの医院は超保険メインの医院なので、そういう医院の方が取り組むべきだと思います!

 ではまた。

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