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つぶクリは物販を一生懸命しない

 お世話になっております。田舎歯科医のひとり言です。ありがたいことにそこそこ忙しく、体調を崩しても元に戻せないまま仕事をさせてもらってます笑


 さて、今回のお話は歯科衛生士さんにも関係するお話でして、物販のお話。

 たぶん意見の合わない方も多いとは思いますが、これもまた1つの考え方と捉えてもらえればいいかなと思います。広い気持ちでお願いします。

物販売上毎月100万円

 こんな広告をみて目を輝かせて物販を頑張ろうと思う次代が僕にもありました。それでいろいろ調べたりやろうとしましたが、歯科の物販って利益率3割くらいしかないじゃないですか…。

 物販売上毎月100万円!っていっても実際の利益は30万円。もちろん売上100万円なんていくわけないので、せいぜい売上5万だとして、1万5千円しか利益なんて出てないんすよ…!

 では、その1.5万円のためにどれだけの労力をかけますか?ってお話。それならば1人でも多くSPTで管理する患者さんを増やせるシステム作りに時間をかけた方がいいと思います。

 そりゃ僕だって歯ブラシ処方とかやった方がいいとは思いますが、物事には順序がありますからね。やりたいならそれをやれる段階を踏んだ方がいいです。

 在庫だって抱えるの結構大変ですよ?2000円の歯磨き粉置いてみたけど全然売れなくてホコリ被ってるなんて赤字赤字赤字です笑

 じゃあ歯医者なのに歯ブラシ売らないの?って言われるとそういう訳ではなく、ほいでほいでの今日のタイトル、通販でするそこそこの物販って訳です。

 通販っていってもわかりやすいんで今日はCiメインでやります。別にお金はもらってませんよ笑

ではなぜ通販なのか

 まず歯ブラシを売ってみましょう。

 大手の歯ブラシを見てみると20本入で4000〜5000円のものが多いです。ではこれを4,500円とし、
 4500÷20=225円
仕入値225円
売り値350円
利益125円

 では通販です。

 今回はCiで売れているCi700をだいたいの目安とし、2200円で50本入ですので
 2200÷50=44円
仕入値44円
売り値200円
利益156円


 売り値とかはコントロールしてもいいと思いますが、通販のオリジナル商品は直販なので仕入れ値を抑えることができ、その分利益を出すことができます。

 同じ1万円の売上げをあげたとしても、
大手利益 3571円
通販利益 7800円
です。

 すべてがすべて良いわけではありませんが、
・患者負担が少ない
・大量買いしてもらえる確率が上がる
・在庫管理のリスクが低い
・利益率が高い
とメリットは多いと思います。

種類はある?

 ちなみに歯ブラシの種類は、先程紹介した片テーパーのCi700だけではなくラウンド毛のCi701/702/703などしっかりあります。


 他にも歯磨き粉、フロス、タフト、歯間ブラシなどいろいろとオリジナル商品があります!

フロス

タフト

歯間ブラシ


歯磨き粉


 さらに洗口液はコン●ールの廉価版があったりして、内容量も多く値段も安いのでかなり人気です!


クロルヘキシジンがいいのかどうかはおいておいて、こう並べると通販だけでも物販はかなり充実すると思います。

身の丈に合った物販選びを

 通販のものを並べると、安くオーラルグッズを患者さんには販売できますが、やり過ぎると安っぽさは否めません。

 今後SPTなどでの継続管理の患者さんを増やし、オーラルグッズを処方していきたい等の考えがある方はやり過ぎはしない方がいいかもしれません。

 しかし利益面や患者提供価格面を考え、また物販棚を作ったりの仕事量を計算すると、その仕事に見合った利益のあるものを提供していくのも必要なことだと思います。


あとがき

 それにしても通販って便利ですよね。Ci、FEEDにデミライン…!あのカタログ読むのってめちゃくちゃ楽しい&勉強になるじゃないですか。

 通販シリーズのnoteとかも今後やっていきたいですね。

 ではまた!

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