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Fortniteで観たバーチャルコンサートの可能性

先日、オンラインゲームである”Fortnite”のゲーム内で、ラッパーのTravis Scott(トラビス・スコット)がコンサートを開いたという記事を見た。

なんだかんだ言ってイベントはリアルに落ち着くだろうと思っていたが、この記事内の動画を観て考えが変わった。

なぜ人はライブ会場に足を運ぶのか(考察)

まず、バーチャルコンサートの可能性に触れる前に、リアルでのコンサート(ライブ)の要素分解をしてみる。

人はなぜわざわざ会場に足を運ぶのか、それはその場で、生身でしか得られない何かがあるからだ。

その何かとは何か?思いつく限りでは、

・歌声や楽器の演奏など、物質的な振動

・周りの人間がもつ熱

・出演者(アーティストなど)と同じ空間を共有しているという実感

他にも開催日までのファンコミュニケーションなどあるが、今回は割愛。

バーチャルコンサートではこれらを補完できるか?(考察)

では、バーチャルコンサートはリアルコンサートの代替となり得るか?

上記の要素を再現できるだろうか。

「周りの人が持つ熱」と「出演者と同じ空間を共有しているという実感」に関しては、割と補完できているように感じる。

引用記事の動画を観ると分かってもらえると思うが、観客(ゲーム参加者)はアバターを操作している。そしてアバターは固有のアクション(ヘドバンしてる?)を行うことができる。

このアクションを行うことで参加者は心情を表現している。対面で感じる独特な熱は再現不可能でも、ある程度の感情共有は可能だ。

そして、マップに堂々と現れる出演者。でかい。

バーチャルならではの演出は出演者を彩るだけでなく、参加者のアクションにも織り交ぜられている(すごいジャンプしたり、宇宙空間のようなところを漂ったり)

同じ空間を共有しているという点において、十分だ。

ただ、これは再現でなくバーチャル独自の演出であるところに注意。

バーチャルコンサートはリアルでのコンサートの代替案になるか?(結論)

結論、ならないだろう。

きっかけは代替案だったのだろうが、明らかに別物として発展してるし、していくことが予想される。

Vtuberがリアルイベントをしていて、大きなシェアがあることがそれを物語っている。

まだ物質的な空間共有ができていないというのが大きいのだろう。

技術革新でも起こって、攻殻機動隊における電脳世界のような空間で、物質的な振動や熱を知覚できるようにでもなれば話は別だが。


でもそこまでせずとも、別系統で発展していけばいいと思う。

僕なんかが言わずとも考えられているだろうけど、こういったバーチャルコンサートは2次元コンテンツととても相性がいい。

代表として、大きなシェアを誇る”アイドルマスター”を挙げてみる。

バーチャルであれば声優の身体能力に制限がかからないし、演出も幅が大きく広がるだろう。

バンナムはゲームも手掛けているしとっつきやすいんじゃないかと思う。

まあ声優の努力とか色々絡まりあって今のアイドルマスターがあるんだろうから、別軸で考える必要はある。

取り留めのない話だったが、結論としては

 バーチャルコンサートは発展していく。

 リアルでのコンサートとは別軸で。

ということになる。

競合しないように見えて、最初のほうは人が流れるだろうから集客はよく考えないといけないだろう。


長ったらしい文章を最後まで読んでくださってありがとうございます。

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