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時給840円 前編

東京で不定期のお祭り屋台のバイトを始めた

お祭りの人手が足りないときに呼んでもらえて

12時間拘束で1万円と交通費
ただ、お祭り期間のトータル売上次第で
プラスの給料をもらえるとのこと

時給に換算したら840円にも満たなかった

都内の最低賃金が1100円って言われてるなか
これは果たして高いものなのか
安いものなのか

自分にとって屋台は
どこのバイトより最高に楽しい短期バイト

やし、時給以上の価値をいつももらってる印象がある

まともなバイトを経験したことがない

過去を振り返ると
自分はまともなバイトを経験しないまま社会人になった

親のスネをかじりまくってた学生時代

高校卒業とともに始めた
関西人なら一度は聞いたことがあるやろうトンカツチェーン
KY○のレストランのバイトは
3ヶ月で辞めた

ひたすら部活ばかりしていたからなのか
「仕事をしてその対価としてお金をもらう」って
当たり前の感覚が分からず
大した業務内容でもなかったのにミスを重ねてサボりまくって。

そこから
「自分は音楽の勉強に集中したい」と駄々をこね
大学生やのに
親から月5万のお小遣いをもらって生活してた

親マジごめん
って社会人として働くようになってようやく気づく。

自営業やった実家にとって
音大まで行かせて、さらに5万とられるとか
家計苦しめる無駄金でしかない。ほんまごめん。

人からもらうお金に
ありがたみをろくに感じられるわけもなく
月5万もらってても貯金をすることなく
推し活に費やしまくり

「やばい…働かないと間に合わん…」
ってようやく焦り出した頃

タイミーみたいに
気軽に単発バイトが探せない時代ではあったけど
知り合いのツテで単発のバイトをいくつか始めるようになる

トイレの清掃のバイト
コンビニ弁当の工場
Amazonのピッキング
化粧品容器の塗装…

コンビニ弁当にひたすらゴマを2時間振り続けるのは
さすがに精神が病んだ

登録制のイベントバイトも始めたんやけど
そこの会社がめちゃくちゃ良くて

イベント会社にしては規模こそ小さめやったけど
大手の現場をたくさんもってて
とにかくディレクター陣がめっちゃ丁寧で優しくて面白くて
色んな現場を経験させてもらった

そこのディレクターに
「落研(落語研究会)にいそうなキャラしてるね!」
って言われたことがきっかけで
落語にもハマった

単発バイトをふらふらとやっていた頃
ゲストハウスで知り合った人に誘われて
テキ屋の手伝いをするようになる

長くなりそうやから
記事分けます

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