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優勝を目指すなら、鹿島は補強しなければならない
はじめに
この記事は鹿島サポーターの方にとって、少し不快を与えてしまう表現があるかもしれません。端的に言うと、私は鹿島アントラーズというチームは好きですが、勝つためには非情になることも必要だと考えています。すべては勝つために。プロの選手として在籍している以上、試合に出て勝利に貢献することは当たり前のことです。それができないようであればいなくていい。
鹿島、横浜に惨敗
7/14の夜 日産スタジアムで行われた横浜F・マリノス VS 鹿島アントラーズの試合が行われた。知念慶のゴールで先制点を奪ったものの、不運やミスが重なり、蓋を開けてみれば4-1の惨敗であった。
この試合結果を受けて首位を走る町田ゼルビアとの勝ち点差は8にまで広がってしまった。優勝を目指すクラブとしてはなかなか厳しい状況になってしまった。
90分を通して鹿島アントラーズは3人の交代しか使わなかった。見方によっては使える選手が3人しかいなかったともいえる。これは監督のゲームプランおよび人選のミスなのかもしれないが、いずれにせよ「選手が使えない」というのは悲しすぎる。
チームが苦しいとき、戦い方を変えたいとき、チームの運動量を上げたいとき、ギアを上げたいとき…。本来ならばベンチメンバーがその役割を果たすのだが、そういった選手がベンチにいないということを意味してしまうからだ。
そんな悔しい思いを抱いていた中で、朗報が届く。
帰ってきた三竿健斗
三竿健斗が鹿島に戻ってきてくれた。体を張ってボールを刈り取ってきたあの男が戻ってきた。今の鹿島の台所事情だと、三竿がCBのバックアップもできることがかなり大きい。
これで中盤の構成がいろいろいじれるようになってきた。もちろん簡単にはいかないだろうが、戦術理解度が高い三竿なら、監督の言いたいこと、やりたいことをくみ取り体現してくれるはずだ。
だが、優勝を目指すにはまだ足りない。冷静に見て、佐野が抜けた穴を埋めただけだ。首位を走る町田および他のライバルを寄せ付けないためにも補強は必須である。特に夏場はこれからどんどん暑くなり、過酷になる。体力の消耗は段違いになるだろう。
本当に優勝したいのなら補強しなければならない
このままほぼ固定したメンバーで戦い続けていては、疲労が積み重なり、チームとしての戦力がダウンしてしまうことも十分に考えられる。実際、後半はそういうところで判断が鈍くなったりしたのだろうと考えている。そんな状況を防ぐべく、戦術理解度が高く十分に計算できる選手がいれば、重宝されるだろう。
町田との勝ち点差を縮め、追い抜き、最終的にトップに立つためには、少し残酷ではあるが「今の選手たちが試合で使えない」という現実から目をそらさず、理にかなった補強が必須だ。すべては勝つために。非情になれ。甘さはいらない。
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