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愛する人を守れない男たち


愛する人を守れない男たち

私の中で考えさせられる出来事があったので、その出来事について書き綴っていきたいと思う。内容はタイトルの通り「愛する人たちを守れない男たち」についてである。私の中では結婚というものは「お互いが好きあっている」というのが前提にあると考えている。自分の中では理解できないことではあるが、中にはゆがんだ愛情表現もあるというのは承知の上だ。これから話す「男たち」はそんな愛情表現をする男たちである。少し胸糞が悪い話も出てくるので、ご承知願いたい。

妻の友人の話

まずは妻の友人の話だ。先日、妻の友人が2人遊びに来た。家の中でお茶をして世間話をしていたらしいが、その妻の友人の中の一人(以下Aさん)が夫(以下、Bさん)の愚痴を吐いたのだという。Aさんは主婦で、Bさんは会社員。Bさんはお金の使い方に厳しいらしく、ことあるごとにAさんに注意するのらしい。ある休日の話。Aさんが連日の家事で疲れがたまっており、夕飯を作るのがしんどくなった。そこでAさんは「今日の夕飯は外食にしよう」とBさんに提案した。それを聞いたBさんは怒り心頭。「そんな余裕がどこにあるんだ!夕飯を作れ!」と怒鳴り散らした。高圧的な態度に委縮してしまい、しぶしぶ夕飯を作ることになったとのことだ。

その話を聞いたとき、私はドン引きした。そんなひどいことよく言えるなと。Aさんの家にはまだ小さな子どもが2人いる。そんな子供たちを抱えて家事をすることがどれほど大変なのか、Bさんにはわからないのだろう。この調子だと育児は非協力的で、「育児はお前がやれ。俺は仕事してるんだから。」くらいのことは言っていそうである。現代の人間ではなく昔の人間だ。これがどれほど恥ずかしいことなのか、本人には自覚がないことが見て取れる。妻は「なんで"それじゃ俺が代わりに作るよ。"が言えないのかな?」と不思議な様子で話していた。同感だ。「外食が厳しいなら、お前が代わりに作ってやれよ」と私も思う。

Aさんがどれほど苦しんでいるのかわからないBさん。すなわちAさんを守ろうとする気持ちがない。思いやりが欠けすぎている。

その場にいたもう一人の妻の友達(以下、Cさん)もドン引きしていて、「私だったらもう無理かな。」と言っていたらしい。至極まっとうな反応である。

このBさんのせいでAさんの精神が蝕まれるようであれば、自分を大切にしてほしい。小さな子どもたちがいるのであれば、子どもたちを連れて離婚するのも一つの手だろう。おそらくこのBさんは更生しないだろうから。Aさんの友達がBさんに対して色々言ったところで、「お前のせいで恥をかいた」などほざく様子が目に浮かぶ。

自分と子どもたちに対して、大切にしてくれる男はどこかにいるはずだ。Aさんと子供たちが幸せに暮らせるよう願っている。

妻の前の旦那の話

ここで妻の前の旦那(以下、M男)についても話そうと思う。妻は離婚しており、離婚した相手との子どももいる。離婚する前、M男は色々とトラブルを起こしていたという。「子どもがいるのによくそんなことできるな。」と、思わず唸ってしまうほどのくず野郎だ。M男もくずだが、M男の母も相当のくずだったようだ。M男の父はすでに亡くなっていたので、M男とM男母をのトッパーとなる人がいなかったのも拍車をかけていたのではないかと想像している。家事育児をしている妻に対して、M男母は「都内でしか買えないものがあるから連れて行ってほしい。」と言ってくることが頻繁にあったそうだ。その時住んでいた場所は都心から往復4時間はかかるところだ。また、このM男母は妻が作ったものを口にして、その場で吐き出すということもやっていたらしい。信じられない行動である。何年かは我慢して同居していたが、ついに妻は我慢の限界。M男母との同居をやめ、アパートを借りて別居することにしたそうだ。その後、子どもを連れてM男母の家に遊びに行ったとき(妻は行きたくないと言っていたが、一応義母なので)、子どもに対する態度が酷かったため、子どもも「早く帰りたい。」とか「もうこのおうちに行きたくない」と言っていたという。子どもがそんなこと言うなんてよほどのことだったのだろう。それにしても、その時「その時M男何してたのか?」と不思議でしょうがなかった。妻に聞いてみると、M男はM男母に対して何も言わなかったそうだ。「いや、守れや。」とつい口に出てしまった。そんなM男。実はマザコンなのであった。母のために消費者金融からお金を借りて車をプレゼントするなどぶっ飛んだことをやっていたらしい。気が付けば借金がウン百万円。ドン引きである。この男には家族を大切にするという気持ちが全くないのであろうか。何を考えているのか全く理解できない。
消費者金融で借金をした挙句、行方不明になったので警察に捜索願を出したこともあるらしい。「マジすか?」。まるでドラマである。1シーズン9話くらいで作れるのではなかろうか。できることならこのM男とM男母には天罰が下ってほしい。

そんな彼らが今どこで何をしているのかは全くわからない。妻にも連絡は来ていないらしい。

なぜ愛する人を守れないのか

結論をいうと、おそらく男たちは結婚した相手を愛していないのだろう。だから「守ろう」という気持ちがない。結婚相手は「所有物」「性欲発散の道具」「生活を便利にする道具」くらいにしか思っていない。そんな相手と結婚してしまった女性に言いたい。別れることは恥じゃない。もしかしたら別れることに対して色々言ってくる人がいるかもしれない。しかし人生は誰のものでもない。他人は自分の人生に責任を持ってくれはしない。だからまずは自分自身が幸せになるという選択を第一に持ってほしい。

毒夫と別れ、自分が幸せになることが独夫に対して一番の復讐になるはずだ。

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