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【選ばれし民の地】日本一地価の高い住宅地と言われる「千代田区番町・麹町」を見物する【エリート天上界】

自分の夢を叶えるためだとか、就職や学業で仕方なくだとか、人々は人生の区切りとして様々な理由で東京を目指す。やれ青山だ表参道だ六本木だ麻布だ恵比寿だ代官山だ、東京発のマスメディアに喧伝される「憧れの大都会」…でもね、そんなテレビに毒された目線で東京を見るのもせいぜい上京して数年もしないくらいで、どうせ大抵の人間は稼ぎが少ないだの何だの、オノレの現実と向き合っては仕方なく板橋区とか足立区、場合によっては埼玉にまで遠ざかって、しけた住宅街のしょーもないアパートに住むのが関の山である。

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しかし様々なヒエラルキーの人間が一同に住んでいる1400万東京都民のうち、人口比では僅か0.475%に過ぎないのに、大都会東京の中心を成し、皇居に国会議事堂、官庁街が広がり、名だたる大企業の数々が本社を構え、潤沢な税収に恵まれた特殊地域が存在している。その名も「千代田区」…その総人口約66,500人のうち4分の1近い、約16,000人が暮らしているのが「番町・麹町」エリア(千代田区一番町~六番町、および麹町一~六丁目)である。

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