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【成田市】何のために存在しているのかよくわからないのにやたら豪華すぎる秘境駅「成田湯川」の怪

当ページは2019年7月から東京DEEP案内で公開していた記事を諸事情により有料記事として再公開しているものです。ご了承下さい。

戦後日本屈指の極左過激派による「三里塚闘争」の古傷が今も疼いているのか、どうも成田空港の周辺はわけのわからない鉄道関連施設が多いような気がしてならない。誰が使っているのかよく分からない「芝山鉄道線」、1991年から旧空港駅をそのまま使っていて廃れ感半端ない地下駅「東成田駅」…しかしここ十年の間にももう一つ「わけのわからない鉄道駅」が増えていた。

一応京成線の駅になっているが、成田スカイアクセス線の一部です

それが千葉県成田市、成田ニュータウンの北端部に存在する「成田湯川駅」である。ここは2010年、それまで手前の印旛日本医大駅でどん詰まりとなっていた北総線を延長する形で成田空港方面に延伸した際、新たに設けられた唯一の鉄道駅である。てっきり北総鉄道の駅かと思いきや、「京成電鉄」の社名のついた駅名表示板が掲げられている。

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