【タルトンネ】日本人の墓石が石垣や階段にされてしまった釜山の観光スラム街「峨嵋碑石文化村」を歩く
当記事は2015年3月から「世界DEEP案内」で公開していた記事をnoteにて再公開しているものです。
韓国各地には「タルトンネ」(달동네)と呼ばれるスラム街が残っている。「月の村」という意味の言葉で、お月様に近い山の中腹に作られた貧民街という意味の俗語である。
韓国第二の都市である釜山にも多くのタルトンネが存在する。朝鮮戦争時代に北朝鮮軍の南進によって一時期首都ソウルが陥落し、大量の避難民が朝鮮半島の最南端に位置する釜山に押し寄せ、居住環境の悪い山の中腹部に着の身着のままで掘っ立て小屋を建ててそのまま生活し始めたのだ。
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