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また大阪か!(大阪府内編)

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大阪市内編→ https://note.com/deepannai/m/m146736e51aca また大阪か!オンドレワレコラ!いてこますど! (こちらは大阪市外・大阪府内編…
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#八尾市

【八尾市】近鉄八尾駅前、ひたすら河内音頭推しなアーケード街「八尾ファミリーロード」(2018年)

駅前商店街がビミョーに寂れてしまっている「近鉄八尾駅」、その理由は今の駅前の旧西武百貨店かアリオ八尾かと大型店舗のせいにしてしまいがちではあるが、そもそも今から約40年前の昭和53(1978)年に駅の高架化工事が行われた時に、現在の駅舎が元々の場所から約300メートル東にズレて建設されたのがその発端であると推測できる。 で、元々の近鉄八尾駅があった場所を古い地図で見ると、今の近鉄八尾駅前から伸びる高架下商店街「ペントモール」を抜けた先にあるこの位置まで来る事になる。ここが4

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【八尾市】河内の土着的昭和下町空間!近鉄八尾駅前「北本町中央通商店街」(2018年)

一応ながら最近“中核市”にもなってそこそこ大きな街のはずなのに中心市街地が今ひとつパッとしない「近鉄八尾」駅前。まあ今まで我々取材班が来てなかった理由もそういうところにあるんでしょうが… 2006年に「アリオ八尾」がオープンしてからは隣接する西武百貨店同様ずんずん客足を奪われ衰退しているのが、駅の西側に広がっている昔ながらの商店街の存在。今回はそんな商店街の様子を見ていくことにする。

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【八尾市】西武百貨店が無くなってすっかり寂しくなった「近鉄八尾」の駅前風景(2018年)

鶴橋から近鉄電車に乗って片道10分少々、大阪市に隣接する「大阪府八尾市」の中心市街地にあたる近鉄八尾駅にやって参りました。人口約26万7千人を数え、2018年4月から大阪府下5番目の中核市となった街…隣の東大阪市同様、中小企業の町工場で栄えるブルーカラー都市である。 近鉄大阪線の急行以上の電車はことごとくすっ飛ばす途中駅でしかない、なんとも中途半端な存在感の近鉄八尾駅。この駅で降りた事もそう言えば全然無かったかも知れないくらいの場所だが、今回はある用事があってこの街に来る羽

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【八尾空港】駅前一等地なのに何もない!陸軍飛行場の遺構が残る「八尾南駅の駅裏」を観察する

大阪市域からちょこっとはみ出て八尾市に入っている地下鉄谷町線の最果て「八尾南駅」で降りると駅前が工業団地くらいしか見当たらず何も無さすぎて驚愕してしまったのが前回のレポートだったが、その話にはまだ続きがある。 今度は改札から出て反対側の1号出入口を出ることにしよう。こちら側は駅の北側にあたり、谷町線車両を留置する八尾検車場に近い。しかし…

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【八尾市】地下鉄谷町線が辿り着く最果ての地「八尾南」には何があるのか

大阪市営地下鉄改め「Osaka Metro」(←これいつまで経っても慣れません)全線の中で最長の路線距離、28.1キロメートル、駅数26駅を誇る「谷町線」、その両端部は大阪市外にはみ出している。その北側は守口市で、一方の南側は八尾市である。 天王寺から地下鉄谷町線に揺られる事20分、その最南端に位置するのが「八尾南駅」…こんな地の果てのような場所に大阪市民がそうそう用事があって来るものでもないロケーションだが、地図を見れば大阪市平野区からちょこっとはみ出てるだけなんですよね

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【実質飛び地】大阪市平野区に囲まれた八尾市の外れ「竹渕」とはどのような街なのか【タコチ】

全国津々浦々、歴史上の理由などから生じた「飛び地」のある街に関心の高い我々取材班。都道府県単位のそれもあれば市町村単位のそれもある。本来、完全にその地区の四方が別地域に囲まれたものを飛び地というのが筋だが、そこまででなくとも周囲三方がまるっきり別の自治体に取り囲まれた、これは“実質飛び地”だろうという場所も多い。 そこで前々から気になっていた場所の一つが大阪府八尾市にある「竹渕」(たけふち)という地域だ。場所は八尾市内の中心部から西にかなり外れた、大阪市平野区に囲まれたとこ

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【八尾市】JR大和路線「志紀」駅近くの線路沿いにある謎の“トタン住宅群”は何だ

先日、当編集部に読者様からのタレコミが入ってきた。「JR大和路線の志紀駅の近くに、時代に取り残されたようなバラック家屋が立ち並んでいる一画があって、いつも電車の車窓から見えて気になっていました」といった内容だ。ああ、JR大和路線か…南河内だとか奈良方面に行くのは近鉄、という先入観が働きがちな故に、ここは何気に見逃しやすい沿線だ。 その「志紀駅」というのは大阪府八尾市にある。天王寺から各停電車で20分もあれば来られる場所で、このへんも郊外と言えば郊外にあたる地域であるものの、

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【八尾市】河内のリアルチャイナ団地「府営八尾高砂住宅」を歩く

大阪および関西で、中国人住民が大量に移民として流入し暮らしている団地と言えば、何よりも門真市の「門真団地」と、その近所にある「中国人朝市」の存在が思い浮かぶ。主に中国残留邦人とその親族が“戦後処理”で続々と日本政府の大号令のもと受け入れられたものの、中国での暮らしが長すぎたせいか日本語もろくに話せず、貧困層としてそのまま市営住宅等に定住し、ゆくゆくは生活保護受給者となって受け入れた自治体の福祉予算を圧迫してしまう問題も起きている。 ところが大阪府内では門真市以外にもいくつか

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河内のリトルサイゴンと化す街・八尾市のベトナム人集住地域「安中地区」について

大阪府八尾市にはかつてインドシナ難民として日本に流れ着いたベトナム人とその子孫がおよそ千人近く住んでいる、関西屈指のベトナム人コミュニティが存在する。八尾市には彼らを受け入れる工場が多く働き口が豊富にあった事や雇用促進住宅があった事から、それまで定住促進センターがあった姫路市などから移り住むベトナム人が増えて、次第にそうなったらしい。

¥510