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ちば

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東京のお隣の半島県。マスコットキャラは県の形をした赤犬チーバくん。東京面する葛南地域、チバラギヤンキー生活圏の常磐線沿線、三里塚闘争の成田周辺、銚子犬吠埼から野田関宿、南房総野島… もっと読む
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記事一覧

【千葉市】千葉幸町団地の超絶レトロ空間「三桜ショッピングセンター」

千葉市美浜区と言えば、幕張新都心をはじめとした埋立地の開発で勃興したエリアだが、同時に“千葉都民”のベッドタウンとして、東京都心に京葉線で通うサラリーマンの寝床にもなっている。幕張ベイタウンのようなシャレオツ仕様で高給取りが住むようなエリアもあれば、中国人だらけになっている古臭い団地が立ち並ぶエリアもあり、ピンキリな感じですけども… で、今回やってきたのは千葉市美浜区の中にある「幸町二丁目」という地域。ここも昭和40年代までに埋立地を造成した一帯で、JR京葉線の千葉みなと駅

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【八千代市】“昭和のニュータウン”を忠実に残す街・京成線「八千代台」駅前の風景を見る

最近になって、よく千葉県民の方々から「なんで東京DEEP案内は千葉に来てくれないのか」とお叱りのメールを受ける。すみません、単に当編集部から遠いので足が向かないんです。でも年に何度かは行ってますので。ええ、本当ですよ。 で、今回やってきたのは京成線でだらだらと乗っていった先にある街、千葉県八千代市の「八千代台」という街だ。地理的には“津田沼のちょい先”になるわけだが、やたらと場所が遠い印象がある。ちなみに当駅は人口19.6万余りある同市の南西部にあるが、市内の地域で最も早く

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【千葉のブラジル?】八千代市の南米系移民集住地域「村上団地」を見物する

周囲を海に囲まれた島国・日本でも着々と進む社会の多国籍化を淡々と観察し続けている我々取材班。芝園団地やワラビスタンしかり、首都圏においても外国人だらけになった街を何ヶ所も見てきたわけだが、それでもまだ行き逃している場所があった。 今回やってきたのは千葉県八千代市に属する「村上」という地域である。千葉県民でもなければ、よそ者はまず来る事もない場所だろう。地下鉄東西線で西船橋から直結している千葉県の第三セクター路線「東葉高速鉄道」に延々と乗り続けて、終点の東葉勝田台の一つ手前に

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【陸の孤島】団地だらけタウン八千代市の町外れにポツンと存在する「米本団地」を見に行った【家賃爆安】

「千葉県八千代市」は昭和の高度経済成長期に市内各地に団地を造成して人口が急増したことに以前触れた。八千代台団地、高津団地、勝田台団地、村上団地とあるわけだが、それからもう一つだけ、街中から遠く離れた離れ小島のような所に団地がある。 それが「米本(よなもと)団地」という場所。八千代市の北部、旧印旛郡阿蘇村に属する新川(印旛放水路)沿いの高台に戸数3000超、100を超える中層住居棟が一同に連なる旧公団住宅(UR賃貸住宅)が広がる。昭和45(1970)年に街開きしていて、いよい

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【成田市】何のために存在しているのかよくわからないのにやたら豪華すぎる秘境駅「成田湯川」の怪

戦後日本屈指の極左過激派による「三里塚闘争」の古傷が今も疼いているのか、どうも成田空港の周辺はわけのわからない鉄道関連施設が多いような気がしてならない。誰が使っているのかよく分からない「芝山鉄道線」、1991年から旧空港駅をそのまま使っていて廃れ感半端ない地下駅「東成田駅」…しかしここ十年の間にももう一つ「わけのわからない鉄道駅」が増えていた。 それが千葉県成田市、成田ニュータウンの北端部に存在する「成田湯川駅」である。ここは2010年、それまで手前の印旛日本医大駅でどん詰

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【成田空港裏面史】誰も乗らない芝山鉄道に乗って行く「芝山千代田駅」への日本一短い鉄道旅

東成田駅、成田湯川駅に次ぐ“成田空港とその周辺にあるよく分からない鉄道施設シリーズ”、今回は第三弾となります。さて、東京からノコノコ片道1時間以上も掛けて京成線の電車に揺られてやってきたのは… 「日本一短い鉄道」として一部の鉄ヲタ軍団には熱い視線を浴びる「芝山鉄道」の終着駅、芝山千代田駅である。改札を降りるとのっけから「はにわの里人」の顔ハメ看板がお出迎えするものの、ここは一体どこかと申しますと、千葉県山武郡芝山町という地域でしてね…

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【船橋・戦後のドサクサメモリアル】消えゆくJR船橋駅南口のドサクサゾーン…「らーめん亭&アッサム」が都市計画道路建設により閉店! (2016年)

千葉県船橋市は県庁所在地の千葉市を差し置いて東京のベッドタウンとして発展している街であり、最近流行りの某梨の妖精はどうでもいいのですが、駅前商店街の人通りの多さは常磐線の柏と二分するほどの勢いがあり、まだまだ伸びしろが感じられる。 しかし、これまでJR船橋駅南口には部分的に駅前再開発が滞った怪しげな一画が残っていた。西武百貨店やフェイスビルといった建物がそびえ衛星都市としての風格が漂う一方で、その取り残された一画だけが異様な姿を晒していた。そう、都市計画道路の建設が中途半端

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【高齢化率50%】千葉県松戸市、高度経済成長期に建てられた「常盤平団地」街開き60年超えのリアル【孤独死問題】

日本が戦後から高度経済成長期に舵を切り出した昭和30年代、どんどん膨れ上がる首都圏の労働人口をカバーするために郊外部に続々とマンモス団地が造成されていった。赤羽台・桐ヶ丘団地、ひばりが丘団地、草加松原団地…ここいらの“団地創成期”と言える時代からある住居棟はその多くが老朽化に伴い建て替え工事が進められ、当初からあった街並みの多くがもう存在しない。街開きから60年以上が経過し、団地自体が建て替えられて新しい住民を受け入れるなどして、全く別の街に姿を変えてしまっていたりする。

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のりピーも別荘を持ってた関東唯一の避暑地!千葉県外房「勝浦市」は“住みたい街”になれるか

地球温暖化のせいか何か知らんが、どうも今年2022年も異常気象に悩まされそうだ。関東から九州にかけて記録的に早い「梅雨明け」発表が行われ、まだ6月中というのに連日最高気温35度超えの酷暑日が続いている。これだけ極端な気候に見舞われると心身にも異常を来すに留まらず、野菜の高騰や電力の逼迫など様々なデメリットを引き起こしかねない。コロナ禍もあって人口過密状態の首都圏での生活に見切りをつけて郊外に移住する人間も増える昨今だが、これだけクソ暑い夏が前提ともなると、今後は夏の気候が穏や

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【不法占拠】船橋市南本町44番地「都疎浜」のバラック群が見たくて【疎開の浜】

当記事は東京DEEP案内で2010年3月から公開していた千葉県船橋市南本町「都疎浜」地区に関する記事を全面刷新・追加取材写真を増量の上、note上にて再公開しているものです。 今から75年以上も前、昭和20(1945)年8月15日に終戦を迎え、GHQの占領下による間接統治が始まり、混乱を窮めた日本社会の敗戦ムード一色の沈んだ空気の下で人々はどん底の生活を強いられる事になる。ある人は戦災で家を亡くし、またある人は家族を失い、衣食住全てに困窮し、明日生きられるかも分からないギリ

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【御料牧場】成田空港ができる前、そこにあったもの「成田市三里塚」を歩く【開拓部落】

日本有数の国際空港である成田国際空港、昭和53(1978)年にそれが作られるまでに当地で起きた、農民の立ち退き問題に端を発する泥沼の政治運動「三里塚闘争」…そこまでは世間的にもよく知られた話で、当方もこれまで成田空港の裏面史として取り上げた数々の物件を訪問した事も記憶に焼き付いている。“参拝するだけで100%警察に職質される神社”とか、まあよくわからんものづくしですが… しかし、そんな昭和の一大事件の一つに挙がる三里塚闘争の舞台である「三里塚」という地域をこれまでちゃんと訪

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【鯨肉食は日本の文化です】関東唯一の捕鯨基地・南房総市「和田漁港」でクジラ解体作業を見学する

<<<<!注意!CAUTION!ちゅうい!>>>> このレポート記事にはツチクジラの解体作業の画像が含まれております。多量の出血を伴う画像となりますのでグロ画像に耐性のない方、または動物の解体作業に嫌悪感を感じる方、愛玩動物としてクジラが好きな方、もしくは捕鯨反対の方、シーシェパードのメンバーの方の閲覧をお勧め致しません。早急にページを閉じて下さい。 日本には江戸時代以前からある「捕鯨」と「鯨肉食」の文化。乱獲などによる個体数の減少や世界の捕鯨に対する眼差し等様々な要因が

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まさに千葉のリトル九州、新日鐵住金の城下町・君津市八重原地区を歩く

特定地域出身者が集住する地域というものに普段から興味が尽きないDEEP案内取材班、首都圏に三河島や西新井、そして川崎臨海部のようなコリアタウンもあれば、川口や蕨にいるクルド人や中国人をはじめとする多民族コミュニティといった外国人ネタに留まらず、日本国籍者に的を絞れば鶴見のような沖縄出身者コミュニティといったものにも注目してきたわけだ。 しかし今回のネタは「千葉県君津市にある九州出身者コミュニティ」の話である。君津ですか。どこにあるのかと地図を眺めると、東京湾アクアラインで川

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【千葉県裏観光】違法風俗のメッカだった成田駅の裏玄関「富里市日吉台」が今なお超絶コリアタウンすぎる件

日本の空の玄関口・成田国際空港を擁する街、千葉県成田市。東京から遠く離れた街ではあるものの、意外にも市内各所にニュータウンが形成されていて、遠いにも関わらず都内へ通勤する人々や、成田空港周辺で働く地元民によるベッドタウンとしての側面もある。 成田市の中心地となるのが、成田山新勝寺とその門前町に近い場所にあるJRおよび京成成田駅周辺である。成田空港に近い事もあって、束の間のトランジット滞在中の外国人もよく寄り道をする街ではあるが、今回の目的地はそこではない。成田駅の近くに奇妙

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