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未来について

最近、舞台メディスンを観て(それに伴って「ルポ 死亡退院を見て」)、地球温暖化に関する話を聞いて、仕事で失敗して、ありとあらゆる方面から様々な大きさで未来について絶望していた。

と、いうか……未来に希望を持ってる若者なんていないんじゃない?

少子高齢化でこの国に未来はない
地球温暖化でこの星に未来はない

そうやって生まれてからずっと言われて育ってきてるんだもん。
実際に、街を歩けばお年寄りだらけだし、出生率も年々下がってるし、夏は年々バカ暑くなってくし、ウソみたいな大雨やら何やらで毎年人が死んでるし。

せっかく人間は2000年文明を築いてきたのにそれ全部無くなっちゃうのか……
この美しい自然も失われてしまうのか……

そう思うと本当に気が滅入って仕方がなくて、でもそんな大きな話だけじゃなくて、不幸な隣人がいることがもう耐えられないし でも自分にできることなんてあるのかしら
なんて、本当にいろんなサイズ感で未来に絶望してました。

今週末、青森の海と山に行った。

深浦に行って……岩の陰で人間とは無関係にチョロチョロ動くフナムシを見た(結構キモかった)。

岩木山に登って……あんな高いところで、冬には雪で埋もれてしまうような、おまけに岩ばっかなところに生えている草花や、何も知らん顔で泣いている鳥を見た。

そしたらなんだか、この星がどうなっても、そして私たちがどうなっても生きるものは生きるんだろうな、と思えた。

今のフナムシやら高山植物がそのまま在れるとは思えないけど、それでもなんやかんや適応できる動植物がどうにかやっていくんだろうな…と。

弘前のまちを歩いて、歴史ある和菓子屋やおっきな本屋が潰れていてショックだった。
何より市民病院が閉院していたことに衝撃を受けた。

でも調べてみたら、ただ閉院するんじゃなくて近くの病院と統合するらしい。
そういやそんな話を前に新幹線の中の雑誌で読んだぞ……?


街が消え行こうとしてることに絶望的な気持ちになったけど、それでもできる限りなんとかしていこうって大人たちがちゃんと考えて動いているんだ、と思った。

人もいけるとこまでいこうとしてるんだな
これから先どうなってくのかわかんないけど、きっとそのときはそのときでどうにか適応してくんだろうな

と……、なんとなく前向きになれたような旅でした。
旅は良いですね。
悩み事は人との関わりの中で癒すしかないって思い込んでたけど、そうとも限らないものですねえ。

未来を楽観視できるようになったことは本当にめでたいこと!
あとは現状……自分が何をできるのかについてちょっとずつ考えていきたいすね〜。

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