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あなたもスマホ依存症です!

スマホに触っていないと落ち着かないあなた


私もそうですが、仕事に出かけるときなど色んなものを忘れて出かけることがあります。財布を入れたバックを忘れて車に乗ってしまう。せっかく作ってもらった弁当を忘れて仕事に行ってしまうなどです。

中でも仕事場所についてスマホを忘れてしまったと気づいた時には、何か胸騒ぎめいた落ち着かなに襲われてしまいます。

電話やLINEが入ってきたらどうしようとか、連絡取りたい人と連絡がとれない。などのことが恐怖感として湧いて来るような感じがします。

差し当たり、急な用事が見当たらなくても何か居心地の悪さが付きまとうような気がしてしまいます。多かれ少なかれたくさんの人がスマホに毒されていますね。そして、私もその中の一人。

暇で手持無沙汰な空白の時間を埋めるにはスマホ。何かに集中したい時にはスマホ。朝の寝起きにはスマホ。食後のスマホ。寝る前のスマホ。等々…

まるで、以前のスマホというものが存在しなかった時代のタバコのようなものです。昔、私は相当重症のニコチン依存症(昔で言うところのニコチン中毒)でした。

でもその時の「寝ても覚めてもタバコを吸いたい」という状況は、今の「寝ても覚めてもスマホ」という状況はとてもよく似ていますね。つまりはスマホ依存症なのですね。スマホで昼夜逆転する。それは単に精神的に依存しているだけなのでしょうか。

気づいていますか? あなたは軽い精神的依存? それとも重症なスマホ依存症? 軽くても重症患者への一直線の途中かも知れません。

■スマホ依存症とは?


・スマホによって昼夜逆転している。
・成績が著しく下がってしまった。
・スマホの使用ができない状態ではイライラしてくる。
・使用頻度を減らしたいが、それが止められない。
・SNSなどの必要以上のチェック。
・ゲームがやめられない。課金なども。

2013年厚生労働省の調査(成人約4000名対象)によると、
推計で421万人がスマホ依存であると報告されています。
これは、2008年の調査の1.5倍の結果であるとされています。

傾向として、思春期~青年期年代でスマホ依存傾向が高いという調査結果のようです。それは一日の生活全体におけるスマホ使用時間の占める割合の多さを感じさせます。

情報へのアクセスや、SNSのチェック、友達との連絡・交流、動画や音楽の視聴等々、余りに多くことがスマホのみで事足りる時代になってしまったことが災いしているのでしょうか。

■スマホ依存症にも治療が必要である。


依存症状態であるか否かを、見極めるのは難しいことですが画像研究によると、依存状態にある人の脳は
・自分や相手の感情の読み取りに関わる部分
・注意力、記憶力などの認知機能に関わる部分
などが委縮するといわれているそうです。

スマホ依存外来
・昼夜逆転などの性活リズムの崩れ改善
・学校など、集団生活に馴染めない
・現実の人間関係が苦手
・ネット依存軽減
・仕事や社会との関りに自信が持てない
その他の困りごとの方をサポートしている機関の例があります。

東邦大学医療センター
大森病院メンタルヘルスセンターイルボスコ

・社会との関わる自信喪失
・記憶力・集中力の低下
・睡眠の質の低下(昼夜逆転など)
・イライラ
・人間関係の悪化

等々、自覚症状のある方やご家族から見ての異常な状況が認められたらスマホ依存症を考えてみるのもいいと思います。その状態が「依存症」という域のあるのであれば、それは少なからず脳にまで影響が及んでいると考えなければなりません。

そこでは、スマホ依存外来の門をたたく必要性アリと考えてみましょう。電車に乗ると、みんながスマホに見入っている。そんな光景が普通になっている。

考えてみれば、それは本来的には異常な光景であり、かつては無かったことでした。それは来たるべき一億総スマホ依存の時代とも言えそうです。これ以上放っておくわけにはいかない現象なのでしょうか。

あなたも、自身を振り返ってみてはいかがでしょうか。

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートは依存症の息子の治療に使わせて頂きます。親の私は既に古希を迎え、この年になっての試練を家族で乗り越えたいと思います。