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そうか、スキは押してはいけないのね
15歳の娘は、まぁ一年の半分は不機嫌オーラを振り撒いているのだが、たまーに、ごくたまーにかわいいときがある。
先日もそのごくマレな一日で、「これママ好きそう」とインスタを見せてくれた。
まさにツボをついてきまして、いいねーと娘のスマホの画面をタップして、ハートマークを送ったら、ものすご〜く怒られた。
「ウザっ。いいねなんて押すキモい人いないよ。やめてよね、私のアカウントなのに」と、一気に不機嫌モードに突入してしまった。
えっ?感動したって伝えるブラボー機能でしょ?
ブラボーなんて普通の人は伝えないの!こういうのは静かに楽しむものなの!
シズカニタノシムモノ。
知らなかった。そんなお作法があったなんて。
私は感激屋さんなので、ブラボーはもちろんのこと、クスっとさせられたり、ごもっともですわとか、なんて上手な文章なんでしょうとか、いいお父さんお母さんやなぁとか、何かしら心動かされると、ついスキとやってしまっていた。
なんなら、noteにもslackみたいにありがとう!とか承知しました、じゃ変か。とにかく複数のマークがあればこの感激を正確に伝えられるのに残念だとすら思っていた。
しかも、この人、本当に上手だなぁとおもうと、何日もかけて遡って全部読んじゃったりするから、複数日に渡って複数の記事にスキとやってしまっていた。(遡って読む時は一応、驚かせてはいけないと、控えめにはしてるけど)。
キモいどころの罵倒じゃすまないかもしれないので、娘にはこれまでの行状は黙っていた。
というわけで最近は 押したい、いや控えねば、と葛藤しながらのnote生活なのです。
もうこの人にはキモいおばさんとバレてるからいいか、とハートマークを押せるときの開放感たるや。
何かと不自由な世の中ですわ。
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