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おにぎりとお茶 #2

私と"やつ"との出会い その後

市立病院の先生から青天の霹靂コメントをいただいた後、とりあえず大きな県立病院への紹介状を用意してもらい、そのまま明日の受診を予約してくれた。

まさかの展開に本当にどうしたら良いかわからず。
とりあえず終わり次第、午前中仕事に行き、
その日の午後、大学病院の不妊治療専門科に行く予定だったので仕事場は向かうことにした。
仕事場へ向かう途中、たまたま自分の車で聞いていたjourneyのDon't stop believin'がかかると嗚咽と号泣してしまった。

なにを信じたらいいんだよ〜
なんとかなるって信じたいよ〜
夢ってなんだよ〜

本当にどうしたら良いのか分からないし、
お先真っ暗感がとんでもないし、
言葉も出てこないし。
先生の前でクールを装って我慢していたものが全て出た。

うぇ〜うぇ〜泣きながら、このまま職場に行ったら先輩達も取り乱すだろうと、
とりあえずコンビニでお昼を買って体勢を立て直すことにした。
いつもだったら炭酸のコーラとパスタとかを簡単に手を取るのに、この日はとりあえず体に少しでも良さそうな枝豆のおにぎりと濃いお茶。

そして一息車内で入れたあと、午後の診察の予定だった大学病院の不妊治療専門科に断りの電話をいれた。

「ちょっと必要無くなったんで、しばらくいけないです。ありがとうございました。」
「え?」ガチャ

精一杯私の中で出た言葉だった。

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