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私と"やつ"との出会いの話

私と"やつ"との出会いは普通の日常にやってきた。

20代で結婚して4年目。
30代にもなり、共働き。
お互い忙しく働いていた。
「そろそろ子供が欲しいね」なんて言って検査薬を使ったりしていたけど中々半年位出来ず。
不妊治療専門クリニックに行くと、ちょっと私の体が難しそうだから早いうちにもっと専門の病院に行った方が良いよと不妊に強い専門の大学病院に紹介状を書いてくれた。
その大学病院の予約日の午前中。
胃の調子が悪くて何かに当たったのかなと思って受診した内科の予約が入っていた。

1年くらい前から空腹時に胃が少し痛むことがあったのだが、胃薬を飲んでしまえば治った。夜中に目が覚めてしまうくらい胃が痛んだので翌日内科を受診した。
たまたま、内科の先生がずっと調子が悪かったなら胃カメラもついでにやった方がいいよと勧めてくれた胃カメラの結果を聞きに行く予定だった。

どうせ胃潰瘍かポリープだろう。
親もよくなってたし。
皆ストレス世代だし。

「ひなたんこさん、率直に言うね。
胃癌です。早く大きい病院に行きなさい。
すぐに紹介状書くから」


え、ちょっと待って。
意外な言葉が斜め上どころじゃなくて
とんでもないところから降ってきたよ〜
何それ何それ!
もう予想以上の言葉すぎてわけわかめ。
がーんなのかなんなのかまさにこれこそ青天の霹靂なんか?!

もう訳がわからずとりあえず通いやすい近くの県立病院の外科を紹介してもらった。

私のお腹には赤ちゃんじゃなくて私のゾンビ赤ちゃんが産まれてたんか〜い!
ずこー



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