言語化しきれない学びの集合。

大学に行って気づいたのは、学力も大事だけど
人との繋がりも大切だということ。
他者なしじゃ生きられないからこそ、
世界は面白いし、難しくもある。

MOSAICの前身、PCCができて1年。
PCCだった頃は、人に合わせてばかりいた。
「抜けられてしまったらどうしよう」
そんな思いでやってきた。
せっかく作った自分たちの仲間との関係が
崩れてしまうのが何よりも怖くて。
でも、全部に合わせてる自分が嫌いだった。
やることは嫌でも抽象的になり、
｢結局何がやりたいの？｣状態。
どんどん人が抜けていくようになった。
悩みに悩んだ俺をそこで救ってくれた言葉が

夢叫び続けてれば
気付かぬうちに人は寄ってくるさ

やりたいことに忠実になって
誰よりもそのアイデアを愛し続けること。
言葉にすれば数珠のようにアイデアが溢れる。
課題をひとつひとつ紐解くうちに
夢を語るのにも慣れて。
気づかないうちに最高の仲間に出会ってた。
いきなり前に進んだ感覚が出てきて、
悩みに悩んでモノクロだった日常が彩られていく。
本当にそうだったんだ。

｢人と会う場は戦場みたいなもんかもしれない｣
団体を作って直後は、そんな意識を持っていた。
｢行ったからには誰か巻き込まなきゃ｣
そんな思いとは裏腹に、繋がりをなかなか作れない自分への苛立ちもあれば
夢を語る時どうしても薄っぺらくなってしまう自分がいたり。
イキイキした人の姿を見るたびに自分と比べたり。そうして俺の笑顔はいつしか作られたようなものに変わっていった。

でも今となってはそうじゃない。
人と会うことは、新しい価値観に出会うこと。
100人いれば100通りの考え方があって。
数え切れない程の価値観に揉まれながら、
俺たちは今日を生きている。
これからもまた人の人生を知るために、俺は人に会い続ける。
そうして今日もまた、新しい夢ができた。

人生の交差点をつくる

人にはそれぞれのバックボーンも
これから生みだされていく未来もあって。
その軌跡がぶつかり合って爆発して
また新たな未来を作っていく。
そのぶつかる場が、人と会う場だと思う。
俺はそれを｢人生の交差点｣と定義する。
参加する誰もが未来にワクワクして
夢想家になれる場所をつくってみたい。

人を大事にすること即ち
人の未来に思いを馳せることだと思う。
その人に成長してほしいから
あえて言わない。
その人に後悔してほしくないから
その人の選択を最大限応援する。
自分も自分らしく生きるべきだし
相手も相手らしく生きるべき。
その尊重のしかたが形をもって現れると
「大事にしてる」って言えるようになるのでは。

人は変わる。
想いも個性も変わるだろう。
人と人とで違いがでてくるのは当たり前だから
その違いを理解して、変化を楽しみにする。
人はみんな、同じ世界に生きる仲間だから
そのステージをどこにしようが
結局同じ空の下にいること自体変わりない。
だから次会うときは成長した姿を見せられるように
またひとつ前に踏み出すんだ。

ふう。

頑張らないといけないことは沢山。
でも俺は今のそんな人生が最高に楽しいから。
理想の自分に追いつけない、伸びしろがあること。
傷つけてきた人、思い出したくもない過去にも感謝できる自分がいること。
そして今、挑戦したいことがあること。
全てにおいて幸せと言える。

どんなに自分たちが相手を変えようと奮闘しても
人は価値を感じない限り変わることはない。
だからまずは、自分に正直になること。
まだまだ不細工な心ひとつたずさえて
日常を今日も生きる。