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2022年7月現在の新型コロナウイルスについて考える。

ここ1ヶ月以内で急激に感染者数が増えてきましたね。不安を感じる方も少なくないと思いますが、最新の状況を踏まえて今一度現状を整理したいと思います。

※その手の専門家ではありませんが、あたり前の事を当たり前の範囲で記述します。


1、感染者数の増加について

それまでのあらゆる規制が緩和され経済活動が優先されている現状、感染者数が増加するのは当然の現象と言えます。

テレワークから出社体制への移行、飲食店の利用増加を考えれば他者との接触の頻度が上がるのは当然ですが、コロナ禍における経済の低迷、そもそもの日本経済の衰退を考えると、これ以上の経済活動の制限は避ける他ありません。残念ながらその反面犠牲になる人も多くなるわけですが、経済優先も止む無しと判断できるのは、新型コロナウイルスの弱毒化による重症患者の発生率の低下が根拠と考えられます。


2、感染症分類が二類から下がらないのはなぜか。

前述の通り新型コロナウイルスが弱毒化した事で、感染者数は減らないものの経済活動を優先できている現状ではありますが、依然として今後も変異の可能性がある事、特効薬や完治療法が実用化されていないことを踏まえると、まだまだ注視が必要なことは明らかです。

また、重症化のリスクが低くなったとは言え今もなお重い後遺症に苦しむ方もおり、今後も同様の被害者が生まれる可能性もあります。

後遺症も含めた完治療法が見つからない上に、後遺症治療についてはまだ国の補助制度が追いついておらず、自腹での永続的な治療を余儀なくされている状態のため、政府としては、割合が少ないとは言え後遺症患者の増加と、最悪の場合死亡するリスクに対する対策が十分整備できてない今、感染症の分類を引き下げることができないのは納得です。

3、今後の見通し
今回の第7波について政府は従来のような制限を設けない方針のようですが、重症者の発生割合低減により経済活動を優先したい一方で、変異により毒性がまた強まる恐れや割合で見れば少数とは言え、後遺症に苦しむ方々が増える可能性も考えると分類2からは引き下げられないというどっちつかずな状態と言えます。

結果として経済を優先したいのが、国民の健康、命を優先したいのかが不明瞭であり、この点が国民の理解を得られない原因ではないかと考えられます。

再度の外出や飲食店における制限とその金銭的補助をするか、多少の犠牲は仕方ないものとして経済を優先するかどちらかに方針を明示しなければ、国民としてもどう判断すればいいのかが分からない状態が続くことでしょう。


4、反マスク・ワクチン勢力の主張について

残念ながら当たり前のことを当たり前に理解できない知能の持ち主達であることは以前から変わりありませんが、共通して言えること「データを断片的且つ、自分にとって都合のいい結論ありきで解釈することしかできていない」という点です。

細かいことをあれこれ言っても反論になってない反論で自己満足に浸る未来が見えるだけなのであまり多くは語りません。
こちらがどれだけ正しい説明をしようが、結局自分で気づかないと意味がないので。

より極端な例として「コロナは嘘だ、ただの風邪だ、国家の陰謀だ」などという主張を見かけますが、「マスク・ワクチンは無意味」も含めてこう言った主張が現れるのはある意味当然なのです。

元々の日常が奪われ、心身共に窮屈な生活を強いられることになれば、これに対する反発は人間なら誰しもあり得ることです。
ただ、そのような状況に置かれた際に、冷静に大局を見極め、苦しい日々の中でも自己実現に向けたストーリーを描き、実現できる一定の知能を持った人であれば、そうはなりません。

結論として、反マスク・ワクチンやコロナ否定派というのは「知能が低い故に日常を脅かすものに対して適切な判断・対処ができず、恐怖心だけが勝ってしまう人達」です。

新型コロナウイルスの問題に限らず一定の知能がある人は如何なる困難も客観的に判断して解決策を導き出し、乗り切ることができるものですが、知能が低い人間は未知の恐怖に対して早々にお手上げ状態となり八方塞がりになるため「存在の否定」という非合理的、非論理的な方向に行きがちなものです。

また、知能の高さと自分を客観視する能力が比例することは一定の知能を持つ人にとっては説明するまでもなく理解できることですが、そうでない人にとって自分が客観視する能力がないということも理解できていません。

そうなってしまうと脅威に対して知能による防御ができないため、より精神的ダメージが大きくなり、当然人間はダメージに対する回避行動を取るので、「コロナは嘘、茶番、政府の陰謀」などと発言することで、心の安寧を保とうとするのは当たり前のことでしょう。

また、それらを自分の中の考えとして留められず、SNSを中心に声高に発信してしまうのは、深層心理では自分の主張に正当性がないことがわかってしまっているため、多くの人に発信して、呼びかけることで、仲間を見つけ賛同を得て、自分自身への肯定と納得感に繋げたいからです。

マスクをしたくなければしなくていいし、ワクチンを打ちたくなければ打たなくていいのですが、そうでない人々に迷惑をかけないようにすればいいものの、自信がない故に仲間を集めたくなり、声が大きくなっています。

「盗人猛々しい」という言葉にあるように、嘘をつく人間ほど口数が多くなったり、語気が強くなったり、人の言葉に噛みつきがちですが、自身に確固たる自信がある人間ほど多くを語らないのは世の常です。

もし今不安に揺れている方がいらっしゃいましたら是非上記の言葉を思い出していただきたいです。

偽りの安寧に誘い込んだり、あなたの弱さを肯定してくれる人間に騙されないでください。

どうか自分を強く持ち、たとえ困難な道でも諦めず必死になって活路見出そうとする選択肢を取ってください。疲れた時は休んだっていいです。

100か0ではなく、少しでもあなた自身やあなたの大切な人を守れる行動を取ることで、大きな後悔を避けることができるはずです。

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