時の流れの速さに問う
いやー今日はほんとに暑かった。
まだ6月なのに。
んっ??毎年6月のこのくらいの時期ってこんな気温の日あるんだっけ?
なんか梅雨の時期って蒸し暑い時もあれば、梅雨寒とかいって結構寒い時もあるよなー。
で、だんだんと暑くなって本格的な夏をむかえる的な流れが毎年だったような。
んっ??なんで、今年は自分の時間と、季節にズレがあるなー。
学校の先生を辞めたというのが大きな理由の一つ。
で、おそらくもう一つの大きな理由はコロナ。
コロナのせいで、今年は春という季節がなかったんだよ。
終わりと始まりの春という季節が。
別れと出会いの春という季節が。
10年間、規則正しい教員生活を続けた身としては、やっぱり3月と4月がなくなるのは、相当自分の中の時計が狂う。
その影響が、いまだにある。
カレンダーを見て、今6月かーなんて思うけど、なんか実感が湧かない。
6月だという実感、梅雨だという実感を得るのは、紫陽花を見た時。
コロナになって、外出しなくなって、道端の木々や草花を見る機会は格段に減った。
でも、植物たちはコロナなんて関係なく、例年通りに過ごしている。
3月の終わりになれば桜が咲いて、4月になればチューリップ、そして5月に入るとツツジやバラ。
5月になると、花の色だけが目立つんじゃなくて、様々な濃淡の緑色も目に入るようになってくる。
今は、植物がカレンダー代わり。
こんな状況でも、ちゃんと例年通りのことをしている植物を見ていると何だか、心が落ち着く。
あー世界の一部はまだnew normalじゃないんだって。
今年は世界の誰もが、3月と4月を失った。
失われた2ヶ月を無理に取り戻そうとなんてしなくても良いんだと思う。
植物みたいにゆっくりと、けれど確実に時を刻めば。
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