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○○サウルス
昨日はずっと息子が行きたがっていた博物館へ。
お目当ては恐竜の展示。
自分が小さい頃は恐竜には一切ハマらなかったなーなんて思いながら行ってみたけど、最近は息子の影響を受けてそこそこ恐竜にも詳しくなっていたから、楽しめたー‼︎
自分にとっての恐竜との出会いは、『ジュラシックパーク』。
これまでは、それ以上でも、それ以下でもなかった。
だから、恐竜の名前だって、最近までティラノサウルスとステゴサウルス、ブラキオサウルスくらいしか知らなかった。
ところが、息子ときたら恐竜の名前をめちゃめちゃ知っている。
自分自身も、息子と同じ歳くらいの時にはミニカーの名前をめちゃめちゃ覚えてたらしいから、小さい頃の記憶ってそういうものなんだろうけど。
それにしても、本当によく恐竜の名前を知っている。
そもそも、恐竜の名前って覚えにくくない?
○○サウルスが多いし、”ォ”とか”ィ”とか多いし。昔から小説とかアニメとかにカタカナの名前の登場人物で出てくると、誰が誰だかわからなくなっていた。
だから、世界史の人物の名前とか、絶望的に覚えられなかった。オクタビアヌスとかローマ系の人々の名前を音にうまく変換できなくて、覚えられないし、音と表記が結びついていなかったから、正しく書くこともできなかった。
おそらく、息子も今は覚えているけど大きくなれば、恐竜たちの名前は忘れていくんだろうな。
そもそも、恐竜が好きだったことすら忘れてしまうかもしれない。
博物館に行って、実際の大きさのブラキオサウルスの骨格標本を見たことも忘れてしまうかもしれない。
でも、意識的に思い出せないとしても、確実に彼の記憶の底のあたりの層には蓄積されているんだと思う。
そういった、意図的に掘り当てることのできない記憶の層たちが、未来の彼を支えていってくれるんだと思う。
息子が将来大きくなって、小さい時のアルバムを見返した時に、あーそういえば小さい頃恐竜好きだったなーとか、博物館に行ったなーとか、懐かしんでくれればそれでいいかな。
おそらく、その時には息子も今ほど恐竜の名前は覚えていなくて
「あーこの恐竜、なにサウルスって言うんだっけ?」
なんて、言っているかもしれない。
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