自分で考える
保育所で子どもたちが遊んでいるおもちゃ基本は次にお昼寝とかご飯とか行動するとき片付けるんだけど、片付けたくないものは置いておく場所があって。
私は何でも子どもたちが置いておきたいものはその場所に置いておくけど、ときどき子どもたちから「それ◯◯さんは1個しかダメって言ったよ」とか、「それ前に◯◯さんに怒られたんだけどいいの?」とか言われることがあった。
私はまだ保育所で新人だし、何でもかんでも置いたらダメなのかなと思って、この前の会議で「ルールはありますか?」と相談。
これからは〜しようという話になるかなーと思ってたら全然違った。
「お気に入りのおもちゃを置いとくのは、他の子が使えなくなるから私はブロックで自分が作ったものだけにしてる。」
「みんな置いてたこと忘れるから私は全部ダメ。」
『まぁでもルールはないし、自分の考えたようにやっていいんだよ。私はこう思うって言ったらいいんだから!』
これが私にとっては目から鱗な言葉。
何でもルール決めてあったら、私にとっては従うのは簡単なこと。
でもそれじゃ従うばかりで、ルールで決められたことに対して自分で考えなくなってしまう。
今まで自分で考えたことあったっけ、、って振り返ってみると、あまりしてこなかったんじゃないかと思う。
だから子どもたちに「なんで?」とか聞かれると、答えに詰まってしまってた。
今までは一緒に仕事する担当のスタッフのやり方に合わせてたけど、私自身どう思うか考えてみよう。
子どもたちが混乱するからルールがあった方がいいんじゃないかとか考えてたけど、ルールって大体多数派の意見なだけでいろんな人間がいて、それぞれの考え方があるんだから、子どもたちも知って自分はどう思うか考えるのも大事なことなんだと思う。
子育ても一緒かもだけど正解のない保育の世界。
子どもたちと一緒に過ごすことで、自分の今までの価値観を揺さぶられるからすごく良い経験だなって思う。
少しずつ目の前にあることを自分はどう思うか考えてみよう。
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