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実習助手の歴史①
いつ頃から、実習助手という職種が作られたのでしょう?東京都の事例を元に、その職名の変遷をたどってみました。
昭和32年4月1日 ▼農業・工業・水産の諸科に、
【技師補】【技術助手】を配置
昭和34年4月1日 ▼家庭科に【技師補】【技術助手】を配置
昭和36年4月1日 ▼【実習助手】を配置。技術補、技術助手のうち
希望者を切替(6月1日:切替開始)
昭和44年7月1日 ▼実習助手への切替が終了
昭和47年4月1日 ▼商業科の実習助手が定数措置される。
実習助手の前身として、最も古くから配置されていたのは農業・工業・水産科だったようです。その後、家庭科にも配置され、商業科の実習助手の歴史は昭和47年から始まります。
続いて「特別支援学校(旧:盲・聾・養護学校)」の実習助手について考えてみたいと思います。
昭和38年4月1日 ▼機能訓練に【実習助手】が定数措置される
昭和42年4月1日 ▼介助の担当として、【非常勤職員】が雇入される
同年10月1日 ▼非常勤職員から【臨時職員】へ
昭和43年9月1日 ▼臨時職員から【準職員】へ
昭和44年4月1日 ▼準職員から【業務員】が定数措置される
昭和49年4月1日 ▼業務員定数を、数量定数に切替
昭和53年1月16日 ▼業務員を【実習助手】に切替
おそらく、当時の学校教育法の改正に伴って、実習助手の制度設計を明確にしたのだと思われます。ただ、自治体によっては今でも、実習助手という名称で教育職ではない事務系の実習助手が残っているそうです。各地からの状況などを教えていただけるとありがたいです。
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