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実習助手について

実習助手は公立学校の場合、正規に採用されると「教育職」の地方公務員(教育公務員)となります。
実習助手には各自治体の管理規則等によって、「理科」「家庭科」「水産」「農業」「工業」「商業」「看護」「特別支援」「情報」などの専門教科(領域)が設定されています。
なかには専門分野を持たない、「学校全体の実習助手」や「学校司書」のような任用方法をとっている自治体もあります。

学校教育法第60条の4項によると、
「実習助手は、実験又は実習について、教諭の職務を助ける。」
とあります。

そのため実習助手は実験・実習に関して、教諭の職務を補佐する役目を担っています。
学校間格差はありますが、実験・実習以外にも校務分掌を担当したり、部活動の指導などに当たることがあります。

しかし、自治体によってその職務内容の程度は様々であり、事実上の部活動の主顧問をしていたりあるいはその自治体独自の管理規則や慣例により「~教諭」といった職名・呼称が使われていたりと、教諭とさほど変わりない仕事に従事している場合もあります。

また、所属する自治体や専門教科によっては、2級格付け試験(いわゆる2級ワタリ)という昇級試験があります。
これにつきましてはこのページでは深く触れませんが、一定の資格要件や経験年数を満たすことが必要です。

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