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実習助手の歴史③

今回は「特別支援学校(盲・聾・養護学校)」の実習助手について考えてみたいと思います。

 <経緯>
昭和36年4月1日 ▼職業学科に【実習助手】を配置、【技師補】
【技術助手】と混在する。6月1日より実習助手へ切替開始。
          → 44年7月1日、実習助手への切替が終了。
昭和38年4月1日 ▼機能訓練に【実習助手】が定数措置される
昭和42年4月1日 ▼介助の担当として、【非常勤職員】が雇入される
   同年10月1日 ▼非常勤職員から【臨時職員】へ
昭和43年9月1日 ▼臨時職員から【準職員】へ
昭和44年4月1日 ▼準職員から【業務員】が定数措置される
昭和49年4月1日 ▼業務員定数を、数量定数に切替
昭和53年1月16日 ▼業務員を【実習助手】に切替

参考資料:東京都実習助手制度検討委員会

職業学科(専門学科)に遅れて、特別支援に関わる実習助手の定数が充足されてきたようです。昨今はインクルーシブ教育が浸透して、高校にも通級指導が拡充されつつありますね。もしも、通級指導に携わっている実習助手の先生方の実践がありましたらコメントお待ちしています。

なお、別項で2級ワタリに必要な実習免許の話を書いてきましたが、特別支援(理療)も普通教科の理科同様、実習免許の設定がありません。おそらく、実習助手が配置された経緯が他教科の実習助手と違うこともその一因ではないかと考えています。まさに、少数派を救済できる「一隅を照らす」ような免許法の改善を求めたいところです。

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