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【FAQ】(よくある質問集)


Q1 待遇について教えてください。

給与は『教育職給与表(2)』の1級に相当します。
(※ちなみに、寄宿舎指導員、講師、養護助教諭:1級、教諭、養護教諭:2級、教頭:3級、校長:4級です。)
年次休暇や諸手当、その他の労働条件は他の教員と同じ扱いです。

研修につきましては、教育公務員特例法施行令により制限があります。

Q2 教員免許は必要ですか?

自治体によって、採用試験に教員免許を必要としているところがあります。
その一方で、教員免許を持っていたり、4年制大学を卒業していると採用試験の受験資格を失うこともあります。

法的には、実習助手には教員免許を必要としていませんが、その運用は各自治体の裁量に任されているところがありますので、詳しくは各自治体の教育委員会にお訊ねください。

Q3 「2級ワタリ」って何ですか?

実習助手として新規採用されると、給与は『教育職給与表(2)』の1級○○号(○は学歴や職歴によって変動します)が支給されます。
この1級から、2級に移行することを「2級格付け(2級ワタリ)」といいます。

実習助手で採用され、ある一定の勤続年数もしくは必要な単位・免許を取得すると俗に言う「ワタリ」という試験の受験資格を得ます。
「ワタリ」の試験等をクリアすると、俸給の昇級や今まで制限されていたことができるようになったりします。
これは実施している各自治体によって、また教科によってもその要件やワタリ後の取り扱いが異なるようです。
例えば次のようなことが考えられます。

【A】実習教諭、実習講師、主任実習助手などに職名・呼称が変わる。
【B】職務範囲が広くなる。単独での部活動の生徒引率が認められるなど。

ただし、教科によっては「ワタリ」そのものがない自治体もあるようです。
たいていの実習助手の俸給表を見ると40代くらいで実質の頭打ちになってしまうようなので、この「ワタリ」の制度は非常に重要であるといえます。

<補足>
同一の給与表で上位の級への変更について、職務の変更を伴う場合を「昇格」といい、職務の変更を伴わない場合を「ワタリ」といいます。
ちなみに「昇格」には教諭から教頭(2級→3級)、教頭から校長(3級→4級)の移行があり、「ワタリ」には実習助手の1級から2級への移行があります。

※点線は採用10年経過して2級に格付けされた場合の予測

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