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【FAQ】(続き)


Q4 採用試験は、いつ頃実施されていますか?

自治体(政令市含む)によって、試験日程はバラバラです。
また、毎年同じ教科、同じ自治体で試験が実施されるとは限りません。

おおむね、7月~翌3月までの期間に実施されています。
逆に考えると、複数の自治体を受験することが可能です。

主な配属先は高校や中等教育学校(後期課程)、特別支援学校(高等部)であり、小中学校への配置はほぼ無いと思われます。
※私学はこの限りではありません。

Q5 諸手当にはどんな制度がありますか?

教員特別手当、教職調整額、扶養手当、地域手当、通勤手当、住居手当などがあります。さらに定時制・通信制課程のある高校では定通手当が支給されるほか、農業、工業、水産、商船を担当する実習助手には産振手当が支給されています。

新規採用時の初任給決定には前職も算入される場合がありますので、学歴のほか、もれなく申告しましょう。講師経験など、教育関係に勤務していたほうが算入率が高いような印象があります。

Q6 各学校に何人ぐらい配置されていますか?

「公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律」によりますと、高校の場合、生徒定員の201人(6クラス)~960人(24クラス)までは実習助手1人配置です。学校全体で25クラスを越えると2人配置となります。(※40人1クラスで算定しています。)

ただ、必ずしも理科の実習助手が配置されるとは法令上の明記はなく、家庭科に配置があったり、情報科だったりします。どの専門分野を担当するのかは各自治体のや管理規則や学校・地域の慣例等で理科に配置していたり、ほかにも学校司書を充てていたり、またその両方を兼務というところもあるようです。理科など特定の教科の実習助手にまつわる諸課題ついてはまた別のページで書きたいと思います。

ちなみに専門学科のある実習助手の配置については次の通りです。
・農業、水産、工業→学科数×2人および専門学科18クラス以上に1人
(※工業科は18クラス以上で2人加算される。)
・商業、家庭→専門学科15クラス以上に1人
ほかにも学校の設備等によって特別加算がある場合があります。
・特別支援学校(高等部)→2名

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