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傷病等への対処法(1)

実験・実習を実施するにあたっては、普段から安全についての十分な周知・徹底がなされていることが前提ですが、万が一、傷病者が出てしまった時の対処は速やかに、かつ適切に行われる必要があります。
今回は、主に理科実験や専門学科による化学実験等で起こりやすい事故について挙げてみました。

●やけど
・すぐに水をかけて患部を冷却する。(痛みを感じなくなるまで冷やす。)
・顔面のやけどは、顔を水に浸す。
・衣服を無理に脱がさない。衣服の上から水をかけて冷やす。(脱がせると、皮膚組織が損傷してしまうおそれがある。)
・化学薬品によるやけどは、水で洗い落とす。
(※皮膚に付着した薬品を洗い落とす。生石灰やマグネシウムなどがかかった場合は、水で洗浄すると熱を発するので、皮膚にかかった粉末を落とす。)

●裂傷など
・傷口を水で洗浄する。腫れている場合は、冷たいタオルなどで冷やす。
・止血する。傷口を直接、ガーゼなどで強く圧迫する。出血が止まったら、ガーゼを当て、包帯や絆創膏で止める。
・消毒する。傷の状態が分かるように、消毒液は無色のものを使用する。
※刃物やガラス片が刺さった場合は、抜こうとせずに、周りをタオルなどで固定したまま病院へ。無理に抜くと出血がひどくなる。

体育の次に生徒のケガが多いのは理科(実験)だそうです。ケガや事故のないように、いつも安全第一で。

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