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実習助手のお仕事

全国の実習助手のみなさんとつながり、このお仕事に関心のある方と交流することを目指しています。

 このページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 皆さんは『実習助手』という職種をご存じでしょうか?
 高校の先生で普段あまり目立たず、教室にはほとんど来ることはないけれども理科や工業・商業高校などの実験・実習にはやたら登場する先生を記憶なさっていたとしたらたぶん間違いないです。

 高校や特別支援学校に一定数配置されており、高校でしたら理科や家庭科などの実習助手、工業や商業などの専門高校でしたらその専門学科の実習助手というふうに配置されています。
 ひと昔前は(今も?)、その高校の卒業生が声をかけられ嘱託または正規雇用の実習助手として配属されるという習慣があったようにきいています。

 仕事内容について少しだけふれておきます。
 基本的には単独での授業は「しないように」なっています。
 教科に関する責任は教諭の先生方にあります。
 よって、「当該学科に関する実習について教諭の職務を助ける」というのが主な仕事内容です。  
 各都道府県の勤務環境にもよりますが、大抵はクラス担任を持つことがなく(副担任はあるかも)、部活動の単独引率もなく、そもそも担当教諭なしに『教科指導』や『生徒指導』を行うという職務は本来想定されていないようです。

 こう書いてしまうと、とてもラクチンな仕事だと思われるかもしれません。しかし実際は実験・実習の補助だけでなくいろいろな校務分掌の仕事があり、資格検定試験の指導や部活動顧問などはもしかすると責任教師である教諭の先生方よりもはるかに重責を担っている場合があります。
 実験・実習においても必ずしも担当教諭とペアで行われているとは言い難いでしょう。
 
 このページではその『あいまいな実習助手』にかかわる諸事情の把握や、これらの仕事に関心のある方々との情報交換を目的としています。
 なお、各自治体によってさまざまな呼称があるようです。「実習教師」「実習教諭」等いろいろあるようですが、ここでは『実習助手』で統一していきたいと考えています。なにとぞご了承ください。


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