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不登校問題の本質について考える

近年増加していると思われる学校不登校問題について
一般的とはちょっとだけ異なる角度から切り込んで考えてみたいと思う。

まず最初に伝えておきたいことがあります。
これはとても重要なこと。本当に大切。

「中学生の不登校」と「小学生の不登校」は全くの別モノ

として考える必要がある、ということです。

小学生と中学生には決定的な違いがあります。
それは、第二次性徴期を迎えているか、いないか。
小学生は子供の脳であり、中学生は大人の脳に変化している最中だからです。

人は皆、第一次性徴期と第二次性徴期の2つの山を経て成長していきます。
性徴期とはなんでしょうか?あまり馴染みがないかもしれないので少し説明しておきたいと思います。

性徴期という文字を見てください。
性別の性に特徴の徴と書きます。そうです。性的特徴が現れる時期を性徴期と言います。

第一次性徴期は、お母さんのお腹の中にいる時期です。
男の子は男の子としての準備が、
女の子は女の子としての準備が、
この時期に行われます。

この時期はまだ一次という名前の通り、まだまだ性の特徴は現れていません。単純にオチンチンがついていれば男の子、ついていなければ女の子、という程度の違いです。

生まれてから第二次性徴期を迎える前までは、僕は男だ、私は女よ、という性の自覚ははっきりとはありません。体という箱は男だったり女だったりしますが、中身はそんなに男女差がありません。例えば運動能力についても12歳位までは男女差はほとんどありませんが、14歳にもなるとはっきりと差が表れてきます。恋心も芽生えることはありません。(特に男の子は)付き合うとか好きだとか言うこともあるかと思いますが、それはまだまだ恋愛ゴッコに過ぎません。

第二次性徴期を迎えると、子供が一気に大人に変わっていきます。体が大きく変化します。心にも変化が表れます。第二次性徴期は一般的には「思春期」という言葉で表現されることが多いでしょう。第二次性徴を迎えることで思春の時期が訪れるわけです。

第二次性徴期の目安は男の子の場合は声変わりと精通です。男性ホルモンがビッグバンのごとく大量に分泌されるようになります。すると、おしっこをするだけの機能しかなかったオチンチンが立派な生殖器に変身します。声帯が広がって声が低くなります。子供だった心が大人の心に変化していきます。

女の子の場合は月経の始まりが目安になります。女性ホルモンが分泌されるようになり、月経が始まります。他人の気持ちに寄り添う考え方や、横のつながりを強く意識するような考え方、行動をするようになります。仲間意識が強くなります。ぶりっ子ができるようになります。

第二次性徴期の時期は男女で差があります。もちろん個人差も大いにありますが、平均的な数字でいうと、男子は14歳のころ、女子は12歳のころになります。ですから、中学1年生くらいになると女子のほうが大人びていて、男子はまだまだ子供っぽい、という構図が見られるようになります。女の子は同級生よりも上級生に憧れるようになるのはそういうわけです。

さて、そろそろ本題の登校拒否に関する話に入っていきたいと思います。
ですが、その前にいじめについての話もしておきたいと思います。なぜなら、いじめも登校拒否の原因の一つだと考えられるからです。

先ほど、第二次性徴期の時期について書きました。男子は14歳の頃、女子は12歳の頃です。これは、いじめとも密接な関係があります。

男子のいじめの多くは「力」による圧力的なものです。舎弟のように扱う、万引きを強要する、社会的に悪い行動を強要する、殴る・蹴るなどの暴力...全て「力」を使った行為です。男性は男性ホルモンによって力関係の縦社会を築くようになります。中学高校の頃、男子はこの「力」と深い関係を築くようになります。自分自身の体が成長して力を手にしたり、他者との力関係を考えるようになります。縦社会的なグループが作られたりします。

この男子の「力によるいじめ」が表面化するのが中学2年の頃ですが、それは第二次性徴期の副作用的な現象と言って良いと思います。

次に、女子のいじめについてです。女子のいじめは「疎外」が圧倒的に多いです。女子はコミュニティを大切にします。共存、共感、共栄、と言った感じに、皆で協力しながらうまくやっていこう、というのが女性のテーマです。うまくいっていれば他者との横のつながりができているということになります。反対に、仲が悪くなるとコミュニティから排除、疎外されてしまいます。女子が一人でいるのを見かけたら、ちょっと気にかけてあげると良いかもしれません。

女子のいじめが表面化するのは小学校6年生のころからになります。男子のいじめは中2からですが、女子は2年位早いです。携帯電話を持つようになった最近ではコミュニケーションアプリのLINEを使ったトラブルが増加していますが、そのほとんどは女子であり、だいたいが小6から発生します。その原因は第二次性徴期で女性ホルモンが分泌するようになり、女性的な心を持つようになり、女性としての付き合いが必要になってくるからです。

さて、いじめのお話は一旦置いといて、登校拒否の話をしていきましょう。

登校拒否の原因は大きく2つ、いや、3つに分けて考えると良いでしょう。
一つは、対人関係。学校で起こる対人関係が原因となって行きたくなくなる場合。二つ目は自分の精神との関係がうまくいっていない場合。三つ目は親からの期待や圧力によるものです。(三つ目はドキッとされる親御さんもいるのでは?)

小学生の登校拒否はほとんどが対人関係だと思われます。威圧的な先生がいて萎縮してしまった。仲良くなれない友達がいてうまくやっていけない。などの原因です。先生が原因となっていることは少なからずあるでしょう。いくら先生とはいえ、全ての児童とうまくやっていけるわけではなく、相性の悪い児童がいてもおかしくありません。また、仲良くなれない友達がいて、その子と仲良くならないといけない、と考えて思い悩んでしまう子もいます。いわゆる友達百人構想です。このケースでは大人がその後押しをしてしまっていることがあります。それは、「仲良くしなきゃダメでしょ!」ルールです。どうしても仲良くなれない人は少なからずいるはずです。子供には「無理に仲良くする必要はないよ、挨拶だけ、あとは別に付き合う必要はないよ」というように、無理に仲良くなる必要はないと伝えてあげるだけで問題が解決してしまうこともしばしばあります。

つまり、小学生の登校拒否は「もしかしたら大人が原因では?」という疑いを持つことが大切です。子供が当事者のことに大人が首を突っ込んだりしてもなんの特もありません。

次、中学生の登校拒否についてです。中学生になると大人が原因となるケースはかなり少なくなるでしょう。なぜなら、中学生は小学生と異なり、自分に向き合って生きる時期だからです。他人からの一方的な情報を信じたりしなくない、自分の意見を持つことが重要ということを理解します。ただし、そこで出てくるのが第二次性徴期特有の不安定要素です。子供的な心と大人的な心が精神の中に共存する時期が出てきます。この時期の子供は精神的に不安定になります。キャッキャキャッキャ騒いでいたと思ったら急に静かに思いにふけったり、大人に怒られていることが理解できるけど理解できなかったり、今まで仲の良かった子と意見が食い違うようになったりします。子供から大人に変わる時期なのでこのような現象が起こるわけですが、この変化に本人は大変にうろたえていたりします。


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執筆途中~続きは少し待っててください
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男と女の究極の理解について投稿していきます。 彼氏彼女、夫婦、スポーツ、男尊女卑、女性の社会進出、LGBTなどの問題解決をサポートしていきます。 それと子供の成長についても少し書くと思います。