週刊コブトリ 9月9日
9/2
今日は体調が優れず、軽く仕事して、家でずっとゲームをしていた。
今やっているゲームは「ゴーストオブツシマ」という蒙古軍を撃退する侍ゲーム。
内容・ストーリー・グラフィックも良かったんだけど、どうしてもエルデンリングは超えられない・・・
エルデンリングの中毒性のある戦闘と探索は、同ジャンルの他ゲームで味わえるのだろうか。
「言いたいことを言語化してくれた」「思っていたモヤモヤを代弁してくれた」といっている人が見るが、言語化のプロセスを他人に任せてしまうと、考えたことが自分の地肉になっていかないのでは?と思う。
ただ自分も本を読んでいるとき「分かる〜!同じこと思っていた!ありがとう作者」と思うから同じようなものかもしれない。
9/3
今日は朝からラジオ「上京ボーイズ」の収録。
収録の30分前に起きて、完全に寝起きだったけど、喋り始めるとなんとかイケる。
最近は小難しいテーマばかり扱っていたので、久しぶりに収録した雑談回がかなり楽しく「聞ける範囲でフザけるといい感じになる」と思った。
リスナーさんのことを意識しつつ、自分たちも楽しみつつ、内容を面白くするという曲芸が常にできるようになりたい。
収録が終わったら、そのままスタバに移動。
真夏のピークが去った涼しい気候で、自転車で往復30分かかる店舗に行ってみた。
このスタバは大きい窓・広めの店内で、謎の解放感があって好きだ。
最寄駅にもスタバは入っているんだけど、駅構内は狭くて圧迫感もあるから、長居できない。
スタバで軽く作業して、ジムに行く。
ジムでは軽く筋トレ・ランニングをして、最後にサウナ&水風呂で締め。
たいしたことはしてないんだけど「自分はジムに行った」という事実、1~2時間ぐらい潰れるちょうどいいサイズなので、謎の充実感に包まれる。
帰ってきてご飯を食べて、外を1時間ぐらい散歩する。
オールナイトニッポンのスペシャルウィークで、聞きたいラジオが溜まっていたので、一気に消化。
自分のラジオを収録・編集して、さらに芸人さんのラジオを合計2時間も聞いて、ラジオ好きすぎるだろ。
ぼくの家はサッカースタジアムが近く、試合終わりのサポーターがバラバラと歩いていた。
飲食店は黄緑のユニフォームを着た人で彩られて、楽しそうに話していた。
いつか「サポーターは自分の人生を生きれていない受動的な人」という意見を目にしたことがあるけど、ぼくが目にしたサポーターはとても充実してそうな時間を過ごしていた。
9/4
今日は朝ガストに行って、モーニング。
ガストのモーニングはおいしくて安いうえに、ドリンクバーもついてくる。机は広くてWi-Fiも速いから、めちゃめちゃ仕事しやすいんだよな。
近所のガストは、配膳用の猫型ロボットが導入されて、料理をロボットが運んでくる。
従業員の人に聞くと「仕事がなくなるから、暇なときは稼働させずに自分で運ぶ」と言っていた。
「嫌な仕事はAIがやってくれるから人間は遊んで暮らせる」という意見があるが、人間は嫌な仕事を文句言いながらこなすのが好きなのかもしれない
昼は近くのビーチまで行って、ビーチバレーの観戦。
「初めての公式戦だからしっかり観戦するぞ」と思っていたのに、あまりにも暑くてバレーを見ずに日陰で過ごした。
キッチンカーが数台出ており、その中から人気のカレー屋をチョイス。ドライカレーがあまりにおいしくて「大型の野外フェスでもこんなおいしいご飯が食べたい」と心の底から思った。
フェス飯は高いうえに、あまりおいしくなく、食べる度になんともいえない気分になってしまう。
9/5
今日は8時半に目が覚めるという快挙を成し遂げた。朝はコメダ珈琲に行って、しっかり2時間ほど仕事。
月曜日の午前中はどこに行っても空いているので、学校を早退してフラフラしてる気分になって楽しい。
昼は家でご飯を食べて、軽めに仕事。
疲れたら15分ぐらい気分転換にゲームをして、きりのいいところで仕事に戻る。
「あんまおもんないな」と思っていたゲームをやり続けていたら、いつの間にかハマってきた。制作した方、本当にすいません。
ぼくは基本的にこんな生活をしていて、完全リモートワークで人にもほぼ会わない。
日常の会話量で98%ぐらいは奥さんが占めていて、それ以外はたまに友人と遊ぶぐらい。
大人になって新しい友達が作るのが難しいというけれど、本当に難しいと思う。
ビジネスでも自己啓発でも宗教でも恋愛でもない、ほどよく開かれたコミュニティがあって、気軽に出入りできたら最高だよな。
9/6
今日は朝起きて「いつもと違う場所に行きたい」と思い、電車に乗ってみる。
隣駅で降りて、駅ビルのタリーズに行こうとしたら、駅ビル自体がまさかの休館日。
また電車に乗って、2駅先まで進んで、結局スターバックスで仕事をする。
1時間ぐらいネットサーフィンをして(仕事しろよ)、仕事に取りかかった。
いつも以上に集中力がなかったけど、10分も作業してしまえば、サクサク進んでいく。
フリーランスになって3年以上経ったけど、本当に疲れているとき以外は、強引に仕事しても問題ない。意外と進むから。
湘南エリアでは最大級の本屋に行って、目当ての本を購入。
でかい本屋に行くと、いつだってテンションが上がるけど、この日は目的の本をチェックして終わりだった。
帰りに気になってソフビのガチャガチャを発見して、思わず買ってしまう。
家に戻って奥さんに見せると「こういうキャラを可愛いと思う気持ちがあるのね」と驚かれる。
9/7
今日は都内に行く用事。
早めに電車に乗り、ブルーピリオド展を見に行く。
マンガではアートへの知識がない高校生が、美術部に入り芸大合格までを描いている。
展示では作中に出てくる芸術作品を実際に鑑賞できる。
いままで主人公が描いた絵・美術部の先輩が描いた天使など、作中の絵が目の前に具現化されることにテンションが上がった。
展示の内容自体もアート初心者に向けたもので、自分のような一切知識がないマンガファンでも楽しめた。
マンガ・展示全体を通じて「アートは自由に楽しんでいい、表現したいものを表現しよう」という極めてシンプルなメッセージを受け取った。
夜は渋谷で、出店しているシェア本屋の交流会に参加。
「軽く雑談するぐらいかな?」と思って参加したら、登壇して自己紹介・自分の選書をプレゼンしたりと、ガッツリ話す内容だった。
以前は人前に立つと変に緊張いていたけど、ネットラジオを2年継続しことで、人前での緊張が緩和されている。
司会の方があまりにも上手で、話を振ったりオチをつけたり、まるで芸人さんみたいなトークスキルだった。
他の出店者は、自費で本を出している人も多く、自分の中で自費出版のハードルが低くなった。
以前から「本を出してみたい」とは思っていたが、「素人が編集者を入れずに書くとクオリティが低くて読めないだろ」と冷静にツッコミを入れる自分もいた。
ベテランの出店者は「自費出版は珍しいから、この本屋のお客さんからは好評だよ」と教えていただき、「ちょっと本を出してみるか」という気持ちになる。単純すぎるな。
ブルーピリオドからのメッセージ、なんとなく背中を押してくれた(そう錯覚しているだけ?)出店者のおかげで、本を書くことを決意。
やったるぞ自分。
9/8
昨日の疲れからか、10時に起床。
都内に行くと、異様に疲れてしまう身体になった。
午前中は軽めに仕事をして、お昼は友達とランチ。
3年ぶりに会う友達がいて、昔話・今後の話に盛り上がる。
バリバリ仕事をしている友人の話を聞くと「自分はダラダラ仕事しているだけだな」と反省するけど、多分明日には忘れていると思う。
各自のキャリアについて話していたが、ぼくは「こういう仕事がしたい」という前向きな気持ちはあんまりない。
ただ最近は漠然と「小商的に本屋をやってみたい」という思いがあるから、しばらくは本屋の実現に向けて動いていこうかな。
9/9
今日は朝起きて、速攻でガストに行く。
ガストではスクランブルエッグのモーニングを頼むんだけど、スクランブルエッグの量・焼き加減が微妙に違う。
隣の席に座っているおじさんたちの政治談義を聞きながら、仕事を進める。
ガストは机も広くて、Wi-Fiも安定してて、ドリンクバーが飲み放題だから最高。
本物のノマドワーカーはおしゃれなカフェ・コーワイングスペースではなく、空いているファミレスを愛する傾向にある。知らんけど。
夕方から友達の家にお邪魔して、発売したばかりの新作ゲームを遊ばせてもらう。
新作ゲームを一緒に遊ぶために、自転車で移動しているときに「今年で31歳なんだけど、小学生みたいな生活しているな」と思う。
精神年齢は高校生ぐらいから変わってなくて、生活は小学生のまま大人になってしまった。
夜はお笑いの配信ライブを見ながら、ご飯。
配信ライブの内容は、ひとりの嫌われている芸人に対して他の芸人が物申したり、本人が反論したりするものだった。
嫌われている芸人は、お笑いへの情熱・自身のカーストの低さを拗らせてしまって、他人を見下したり嘘をついたりしている様子。
証拠のない議論ほど決着をつけられるものはなく、最近の「論破した方が偉い」という風潮にも通じるものを感じた。
ただ芸人の場合は「どうすれば面白くなるのか?」を考えてトークしているので、最終ゴールが笑いになり、後味がもいい。
日常生活で友達・同僚を論破したところで一瞬気持ちよくなるだけで、まあメリットはないんじゃないかな。
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