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ノリで始めたネットラジオが「人を笑わせたい」という昔の夢を叶えてくれた話

初めまして、小太りといいます。

ぼくは友人と一緒に「上京ボーイズ」というネットラジオをやっています。

「喋るの好きだからネットラジオやってみるか!」とノリでスタートした上京ボーイズは、2年半ほどの運営で約150エピソードを配信中。

徐々にリスナーさんも増えて、累計11万回以上再生されました。

11万回という数字が多いか分かりませんが、積み上げた結果として嬉しい限りです。

そして、上京ボーイズは昔のぼくが抱いていた「芸人になって人を笑わせたい」という夢を間接的に叶えてくれました。

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少し、ぼくの昔話を聞いてください。

ぼくは、身長162cm・ビジュアルは中の下・運動と勉強は普通ぐらいというモブキャラでした。

小学校までクラスで目立たない方でしたが、中学校に入ってお笑い芸人のトークを聞くようになり、自分も普段の会話で真似をしてみました。

周りの友達がちょっとずつ笑ってくれたり、クラスでもなんとなく発言できるようになったり「あ・・・おもしろさって人間関係の武器になるんだな」と痛感。

お笑いのすごさに魅了されたぼくは、ガキ使のトーク・M-1の漫才をガラケーにダウンロードして、通学で聞き込みました。笑

高校・大学でも、笑いを意識したトークを武器に、人間関係を広げて学生生活をサバイブしてきました。


ぼくは「芸人になりたい」とは思いながらも、結局なにもせず就活をして、普通に就職して社会人になります。

高校では友達をつかまえて漫才の練習をしてみてたり、大学では人数を集めて新喜劇の真似事をしてみたり。

ただ人に見せることもなく「友達と遊んでいる」感覚で、舞台にも立ちませんでした。


社会人として経験を積んでいくなかで、ずっとお笑いは好きでした。

バラエティ番組・深夜ラジオ・芸人さんのYouTube、ずっとチェックしています。

「芸人に憧れたけど、結局なにもしなかったな・・・」と思いつつ、お笑いのコンテンツをチェックする日々。

そんな中、ノリでネットラジオ「上京ボーイズ」をスタートしました。

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「誰かと一緒にラジオをやりたい」という気持ちから始めた上京ボーイズは、2年半ぐらいで150エピソードを配信しました。

自分の中でお笑いと結びつける意図は一切なく、ただラジオをやってみたかっただけ。

最初はお便りが一切こなくて、自分たちで勝手にYahoo!知恵袋の相談を答えたこともあります。

徐々にリスナーさんが増えて、Twitterで感想ツイートを見たり、定期的にお便りをもえるぐらいになりました。


そして、2022年7月に初めてのオフ会を開催します。

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「人が集まるかな?」と不安でしたが、申し込みスタートから2日でチケットが完売。

当日は8人のリスナーさんが足を運んでくれて、遠い人だと愛知・静岡からきてくれました。

オフ会では、リスナーさんの前で公開収録にチャレンジしました。

セミナーでプレゼンや司会をしたことはありますが、人前で雑談をするのは初めてです。

「大丈夫かな?この話はあんまり反応がないぞ・・・」と思いつつ、とにかく必死にトークしました。

公開収録のときには分からなかったんですが、あとで収録データを聞くと自分の発言で笑声が起きている様子が。

「わざわざお金を払って足を運んできてくれた人が、自分たちのトークで笑ってくれている!」という衝撃を受けました。

そして、衝撃を受けると同時に「芸人になりたかったけど、なにもチャレンジできなかった自分の後悔」がちょっとだけ軽くなりました。

自分が憧れた芸人のようにバラエティ番組に出ることはないけど、ラジオを通じて目の前のリスナーさんを楽しませることができたぞ!

「ただ素人が趣味の範疇でトークしているだけ」と思われるかもしれませんが、それでもお金と時間を使ってくれたリスナーさんが、目の前で楽しんでくれている様子は圧倒的なパワーがありました。

ノリで始めたネットラジオが、まさか過去の自分の夢をちょっとだけ叶えて、後悔を軽くしてくれるとは思いませんでした。


「夢を持とう!」「好きなことで生きていく!」という言葉があまりにも幅を利かせて、普通に仕事して生活しているだけじゃダメなの?と思うこともあります。

夢を叶えてキラキラ生きている人にとっては、夢を叶えてない人は負け組なのかもしれません。

ぼくも直接的に夢を叶えることはできなかったけど、なんやかんや回り道して、夢の一部がちょっとだけ実現できました。

別に昔やりたかったこと・好きだったことは仕事にする必要もなく、目標として公言して過程を見せなくてもいいんじゃないでしょうか。

自分の中で捨てずに、引き出しの奥にしまっておけば、いつか実現できる日がくるかもしれない。

ぼくの中には他にもやってみたかったことがあるので、ミニマリストのように断捨離してゴミ箱に放り投げることもなく、普段の生活では邪魔にならない奥底にしまっておこうと思います。

「芸人になりたかった」ように、いつか未来の自分がちょっとだけ叶えてくれるかもしれないので・・・





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