ビットコイン価格
BTC/JPY 日足チャート
アルトコイン価格
前週からの動向
27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では政策金利が0.75%引き上げられ、市場予想通りの着地となった。
暗号資産価格にとってのネガティブサプライズである1%の利上げという可能性もわずかにささやかれていたため、この結果は安心買いの材料となり、発表後のビットコイン(BTC)は急騰し、ドルベースでは21日高値を上抜け、約1か月半ぶりの高値となった。
また、FRBパウエル議長はインフレ抑制への介入姿勢を維持するものの、「これまでの政策の経済やインフレへの影響を評価しながら、利上げペースを緩めることが適切となる」という旨の発言をしており、拡大し続けた金融引き締めが落ち着くとの期待感から暗号資産相場を押し上げる要因となった。
テクニカル的には、わずかずつでも高値を切り上げており、25日移動平均線と50日移動平均線のゴールデンクロスも達成。
強気トレンドに突入と言い切るにはまだまだ尚早だが、先週のレポートで記載したNUPLが0を超えたこともあり、反転の兆しがちらほらと見え始めてきたのではないだろうか。
他金融市場
FOMCの結果とパウエル議長の発言により、為替市場ではドルが反落。
USD/JPYは1ドル137円超えまでのドル高円安となっていたが、現在130円台までドルが下落。併せて米国債利回りも大幅下落となった。株式市場でも買い優勢となったが、上値の重たさはぬぐい切れていないような動きだ。
今後の経済指標次第では、さらなる利上げも現実的であるためだろう。
目先のイベントとしては、8/5の米雇用統計の結果に注目したい。
直近のイベント
Author: Flow Trading and Liquidity Strategy Desk
筆者:齊藤成芳
参照:Bitcoin日本語情報サイト
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