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カレントゲーム マダイの傾向と対策・エビでタイ

ベイトは釣りに関して「種類と発生する季節」を参考程度に知っておいてソンはない…くらいの軽い気持ちでお願いします。…では今回の記事はエビ!

マダイの主食となっているのがエビの仲間の「ソコシラエビ」です。
エビ亜目コエビ下目オキエビ科ソコシラエビ属で、少し深い海底に昼間は潜ってます。夜になると這い出て、集団で海面付近まで上昇しプランクトンを食べます。いわゆる「日周鉛直移動種」です。
とんでもない量の大集団を形成する事が知られてまして、色んな生物の餌として海の生態系を支えてます。

少し深い海の海底に生息

ソコシラエビのような大集団(スウォームと言います)は広い灘に住んでます。しかし大きな海流に乗って海峡や沿岸部に来る時があります。イワシ類と同じ感じですね。
冬場の深場マダイを狙うサビキマダイはこのソコシラエビがベイトだとした釣法です。
寒い時期、灘に近い釣り場やサビキマダイの噂が近いと頭に入れておきたいエビです。
姿はオキアミみたいな頼りない感じのコエビで、色は白っぽいピンク…。ワームだとパールホワイト。
深い海や夜間だと、光ったり白っぽい方が下からだと見えないらしい…
人間からの見た目だと白色は目立ちそうだけど、海では保護色という訳です。
アジメバルもパールホワイトのワームが好きなのはこんなエビに見えるのかもですな。


同じくエビでマダイを狙う釣法に「ひとつテンヤ」があります。エサは「サルエビ」を使用します。
サルエビはクルマエビ科サルエビ属の、クルマエビの仲間では小型の種です。浅い内海の砂泥底に住んでて夜になると活動します。
コレは美味しそうでマダイがよく食いつきそうですね。
ひとつテンヤは大きくしゃくったテンヤをゆっくりフォールさせることによって、逃げる生きたエビの動きをマダイに演出してバイトを引き出させます。
夏や秋に大きめのワームでフラットゲームされている方は多いですが、もしかしたら魚ではなくてサルエビをマゴチやヒラメが狙っているかも…
フラットゲームのリグは、激流エリアでもよくマダイが釣れるメソッドですね。

ひとつテンヤはサルエビを主に使う

クルマエビ科といえば、昔は常夜灯に大きなクルマエビが泳いできてました。「サイマキ」サイズからまあまあデカくてビックリするサイズもいました。
これにメバルがつつきに行くんです。するとサイマキは超絶ジャンプでかわして平然と泳いで去っていきます。RPGで敵のレベル高過ぎてこっちの攻撃が当たらない…を見た気がします。

サイマキが水面を遊泳

メバルも含めてなんですが、海のジョイントルアーや10cm以上あるフローティングミノー、2〜3個のプラグを連結させた物は「クルマエビ」だと思わせるのではないかと感じます。
こりゃありえん…と感じるサイズのルアーにメバルがアタックしてきます。
しかしサイマキを目撃された方なら同意して頂けると確信してます。
ヒラメマゴチ用のジャバラの大きなワームも夏に激流を流すとガシガシアタリます…掛からないですけどもね。^_^;
おそらくマダイかシーバスか分からないですけども、マダイだったらこれもエビを食ってる感じなんです。
激流エリアを流していく、トッププラッギングマダイはこれから発展していくでしょう。

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