本当に発達障害なのか?について
発達障害児(グレーゾーン)の小学校お受験記録を振り返っています。
幼児教室に通い始めてから、息子の発達障害を疑い始めましたが、息子が
IQ(知能指数)を測るウィスクラー式知能検査(WISC-IV)を受けたのは、考査が終わってからでした。
ちなみにスクラー式知能検査(WISC-IV)というのは下記です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーWISC-IVはウェクスラー式知能検査の1つです。ウェクスラー式知能検査は70年以上の歴史を持つ検査です。現在、全体的な知的能力や記憶・処理に関する能力を測るテストとして現在世界20数か国で使用されており、国際的にもその信頼性が高く評価されています。
なおWISC-IVの結果は、子どもの発達状況や、得意不得意を把握する上で便利な手段となりますが、その結果だけで発達障害の診断が確定するわけではありません。
全検査IQ(FSIQ)
全体的な認知能力を表す項目です。補助検査を除いた10種類の基本下位検査の合計から算出されます。
4つの指標得点
①言語理解指標(VCI)
言語による理解力・推理力・思考力に関する指標です。この力により私たちは言語によるコミュニケーションをとったり、そこから推論することができると考えられています。
基本下位検査項目:類似、単語、理解
補助下位検査項目:知識、語の推理
②知覚推理指標(PRI)
視覚的な情報を把握し推理する力や、視覚的情報にあわせて体を動かす力に関する指標です。新しい情報に対する解決能力や対応力にも影響すると考えられています。
基本下位検査項目:積木模様、絵の概念、行列推理
補助下位検査項目:絵の完成
③ワーキングメモリー指標(WMI)
一時的に情報を記憶しながら処理する能力に関する指標です。ワーキングメモリは読み書き、算数といった学習能力や、集中力に大きくかかわることが指摘されています。
基本下位検査項目:数唱、語音整列
補助下位検査項目:算数
④処理速度指標(PSI)
視覚情報を処理するスピードに関する指標です。マイペースで切り替えが苦手である場合などもこの指標得点が低くなることがあります。
基本下位検査項目:符号、記号探し
補助下位検査項目:絵の抹消
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そこで初めて、発達障害の傾向がみられる、ということが初めてわかりました。
息子の場合、①~④までの凹凸がものすごくありました。
ある異分野はずば抜けて良く出来ているのに、苦手な分野は平均よりちょい下くらい。全体的に知能レベルはごくごく平均。
これは、平均だから良いというわけではなく、①~④に凹凸、得意・不得意分野の差が激しいと、生きづらいという特性を持つようです。
説明にもある通り、ある数値だったらADHDとか自閉症とかと診断されるわけではありません。
現に小学生になった今も息子も診断がついているわけではありません。服薬の提案もされているので、まぁグレーではなくまさにそれだと思うのですが、診断はいつでもつけられる、本人が困ってなければ経過観察、となるのです。
考査の準備をしていた頃は、幼児教室の他のお子さんに比べて明らかに姿勢が決まらず落ち着きがなく、注意散漫、、、でしたが、保育園では集団活動を出来ていました。このレベルでは診断はまずつかないと思います。
診断がついてもつかなくても、親としてはもやもやしますが、とにかく子供の得意なところ褒めて伸ばして、楽しく過ごせるようにするのが親としてやるべきこと、、、、とわかっているのですが、今でも、それはなかなか根気のいることで出来ていません。
でも、息子の特性をもう少し早くわかっていたら、考査の準備の時も、もっと接し方を変えられたかなぁとも思います。
当時は保育園の先生や、幼児教室の先生に「発達障害では?」と相談しても、「確かに落ち着きはないですが、集団行動は出来ていますしお母さまの考えすぎですよ」と言われていました。
なので、本当に、そういう特性があるのでは?と親が気になったら検査を受けてみると良いかもと思います。数値で現れると親としても接し方を変えるきっかけになると思います。
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