【インテリアのお悩み】「なんかパッとしない」問題を解決!
今日はインテリアのお困りごとについて、私なりに考えてみたいと思います。
それはズバリ!
「いろいろ考えたのに、なんかパッとしない」と「好きなものを集めたはずなのに、バラバラで統一感がない」問題。
これはご依頼いただくお客様からもよく聞くお困りごとです。コーディネーターに依頼するぐらいなので日頃からインテリアに関心があるお客様が多いのですが「なにかもの足りない」というところかと思います。
今回は「いろいろ考えたのに、なんかパッとしない」問題について、その解決法を考えてみます。
そもそも「パッとしているお部屋」ってなんだろう
「パッとしているお部屋」なんて言い方はあまり聞いたことがありませんが、要は自分のお部屋を見て「パッとしないなー」と思うのは「満足感がない」「思っているのと違う」と、気持ちが消化不良を起こしているような状態だと考えます。
家具を新しく購入したときは嬉しいし、便利になったり、部屋が明るくなったような気がしますが、見慣れてきて、ものが増えてきた時にこんな感想を持つ方は多いのではないでしょうか。
だとすると、「なんかパッとしないなー」と思っている人が目指すべきは「満足感が続くお部屋」じゃないかと考えてみました。
解決法①スタンダードから自由になってみる
家具を揃えるとき、とりあえずリビングには2〜3人がけのソファとセンターテーブル、ダイニングには4人掛けのテーブルセット…とスタンダードな家具のリストを作ってないでしょうか。まずはそこが自分たちの生活スタイルに合ってるかどうか、立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
「ソファはあるけどみんな床でゴロゴロしてる」あるいは「いつもソファに座ってるのは1人か2人で、こんな大きなソファは必要なかった」ということは結構あります。ソファがなければ床が広く使えて、代わりにダイニングテーブルを大きくすることもできます。家族が同時にソファに座ることがなければ、代わりに一人掛けのハイバックのアームチェアを置いてよりゆったりと過ごせるソファが置けたりします。
そうやって、そこに暮らす人の暮らし方がインテリアに反映されるとき、満足度は(見た目とは関係なく)長く続きます。
解決法②主役級のアイテムをひとつくわえる
インテリアの統一感を出すとき、自分の好きなテイストの家具屋さんで揃えるのはとても有効な方法です。でも揃えたときに「これでよかったのかな?」と物足りなさを感じることはないでしょうか。
わたしはいつもその人ならではのインテリアを目指しています。だからそれはショールームの展示とは同じにはならないはずです。
だから「可能な予算内」で「好きなテイスト」で「必要」であればそれでいいのですが、そこに「誰がなんといってもこれが好き!」というアイテムを一つ加えて欲しいなと思っています。
それはアートやポスターでもいいし、柄や生地が好きな方ならカーテンでもいいし、お料理が好きな方ならフライパンでもいい。それが見えるところにあると嬉しくなるようなアイテムを一つ、インテリアに加えると、満足感が上がります。中には「最低限必要」なものじゃなくても、好きなものを妥協せず見えるところに正しく飾る(←これが重要)ことで、ながく満足感が続くインテリアになります。
解決法③家具はできるだけ見て買う
最近はインターネットで全国のお店からおしゃれなものが購入できるので、選択肢がグッと広がりました。ただ大きな家具に関していうと、やはりできるだけ見て、さわってから購入するのが安心です。交通費を使ってもショールームまで足をのばして決めることで、後悔のない選択ができます。
お客様と一緒にショールーム巡りをすると、私が最初に提案した商品が想像とちょっと違ったりすることはしょっちゅうあり、写真ではピンとこなかった商品の方がよかった!という思いがけない出会いがあったりします。
そういうちょっとした感覚、違和感はお客様の中にしかないものです。体験することで自分が求めていたものがわかるんだと思います。
ショールームには展示品がたくさんあり、1日で複数見ることでそれぞれの違いが見えてきたりします。インターネットでおしゃれに見えた家具が、自宅に置いてみると意外に普通だった、思ったより大きかった、ということを防ぐためにも、できるだけ自分の目で確認することで満足感の続くお買い物ができます。
解決法④色と素材を整える
「なんかちょっと違う…」「もうちょっとどうにかならない?」という時に、色や素材を見直してみるとうまくいくことがあります。
ワンルームマンションの一室でアロマテラピーのサロンをコーディネートした時には、賃貸のためリフォームはせずに色と素材を微調整して高級感を出しました。落ち着いた空間を作りたいのに、ビニール特有の質感や床の硬さが残ってしまうとせっかくいい家具を揃えてももったいない仕上がりになってしまいます。
床に置き敷きタイプのカーペットを敷いただけで、アンティークの家具が映えるグッと落ち着いた雰囲気が出ました。壁紙はそのままですが、照明を蛍光色から電球色に変えたことで、やわらかいトーンの壁になっています。もちろん家具やカーテンはいいものを揃えましたが、それらを引き立てるために必要なちょっとした工夫があると、より完成度は高くなります。
まとめ
インテリアをどうにかしたい時、高級なものを揃えなくてもちょっとした工夫で印象が変わることがあり、そこが楽しさだと思っています。「なんかパッとしないなー」と思った時に参考になれば幸いです。
「好きなものを集めたはずなのに、バラバラで統一感がない」については、また別の記事で解決法を考えてみたいと思っています。前回の記事でたくさんの「スキ」と「フォロー」をいただけたことが励みになっています!次回も頑張るぞー!
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