見出し画像

【妄想インテリア】ロックンロールスタイルを叶えるソファ選び

私はファッションではロックテイストが好きです。濃いめにひいたアイライン、黒のレザーにファーやメタリック、マニッシュなスーツスタイル、そんなのがたまりません。

大学一年でカナダに3週間ホームステイをした時に、ELLEやVogueなど海外の雑誌を買いあさってコラージュして楽しんでいました。その頃はスーパーモデル全盛期、ケイト・モスが注目されはじめた時でした。当時は彼女のあまりに個性的すぎる顔立ちと、スーパーモデルにしてはボリュームがないなーと違和感を感じ、それよりはリンダ・エヴァンジェリスタやヘレナ・クリステンセンみたいなゴージャスな雰囲気に夢中でした。あ、古い。90年代の話です。

彼女の良さがわかってきたのは私が40代になってから。もうスタイルとしてスペシャル、生き方がロック。実は私はケイトと同い年の1月生まれ。波瀾万丈ありながらも常にかっこいい彼女と同じ時代、同じ年月生きてこられてよかった。

ロックテイストのインテリアスタイル

そんな彼女のファンはインテリアにも多いのではないかと。あちこちのインテリア写真に彼女の写真が飾られているのをよく見かけます。

こうしてみるとわかる通り、彼女の写真が飾られるインテリアって、見事にロックンロールテイストなんです。黒が効いていて、ファーやレザー、メタリックを合わせた大人っぽいスタイルで、差し色が一色だけ入ってる。ベルベットやレザーのような艶感のある生地を使いながら、コットンなどカジュアルな生地を合わせるのも、ファッションと一緒。レザージャケットにデニムを合わせるような雰囲気です。あー、かっこいい。

同じ雰囲気が好きだとおっしゃってくださったお客様と、ロックテイストのお部屋を作ったこともありました。ファッションが大好きで、最初の打ち合わせに私が持っていった写真がファッション雑誌の切り抜きばかり、という異例のスタート。

レザーにベルベット、シャンデリアのゴールドも効いています!

この時のカーテンはファッション好きな人にもファンが多いクリスチャン・フィッシュバッハ(スイスを拠点にするファブリックメーカー)のVitusというベルベットでした。今ではカラーヴァリエーションが32色に増え、差し色にもぴったりの美しい発色です。

今はアフターコロナということで、インテリアはベージュを中心としたアーシーカラー、ざっくりとしたリネンなどの天然素材、癒しやリラックスが求められる時代。でも好きなんですよね、尖った感じが。先日行ってきたクリスチャン・フィッシュバッハの展示会でも、全体としては「自然」や「クラフトマンシップ」「ベージュ、ブラウン」などをテーマにしながらも、ロックテイストにも使えそうなメタリックでシボ感のある生地もありました。スペシャルなお部屋を作るなら、ぜひ一度ショールームを訪れてほしいファブリックメーカーです。

ロックテイストにあうソファとは?

そんなこんなで前置きが長くなりましたが、私が今妄想しているのはロックテイストのリビングにどんなソファを合わせるか、ということ。うちのソファがボロボロなので、そろそろ買い替えたい。買い換えるならロックテイスト!と探しています。

求めるイメージとしては…
 ・選べる生地が豊富であること。ベルベット、レザー、色など悩みたい。
 ・デザインにひねりがあること。あるいは高いレベルで完成されていること。
 ・低すぎる背もたれは避けたい。お行儀悪いくつろぎ方ができること。
 ・妄想だから、とりあえず予算の上限はなし。

ROSET Togo / ligne Roset

1973年に発売されたリーン・ロゼのアイコンソファですが、人気が再燃しているようです。最近インスタで見かけることも多くなりました。

このソファのすごいところは、生地によってどんなインテリアスタイルにもマッチするところ。ウルトラスエードやベルベットを使えばロックテイストにあうし、ナチュラルトーンの色を選べばリラックス感のある北欧スタイルに、ビビッドな色だとポップな雰囲気にも合います。それだけデザインとして完成されているということなんでしょう。さらにリーン・ロゼはフランスのメーカーだからか、生地の発色がとにかくきれい。生地だけでもオリジナリティを感じるソファです。

リーン・ロゼのソファは個性的なデザインのものが多いし生地もいいので、別のデザイン(プルムとかブリガンタンなど)でもロックテイストに合いそうです。


GERVASONI Ghost / Gervasoni

こちらもイタリアのメーカーGervasoniを代表するソファ。シーツをかぶったお化けを連想させる、可愛らしいネーミングセンスも素敵です。真っ白なコットン生地のものが有名ですが、実は生地は色々選べます(ただ小さなサンプルしかないので選びにくいのが玉に瑕)。

全体はカッコよく決めておいて、ソファだけシワシワのシャツみたいな天然素材で合わせるのもロックスタイルのイメージに近いんじゃないかな、と。肘掛けが高く、囲われたような感じがするのも好きなところ。クッションをいっぱい置いてごろごろするのが気持ち良いソファです。


SILHOUETTE SOFA / HAY

実物がシボネ青山(東京)にしかないので、京都の私はまだ実物を見たことがないのですが気になっているソファ。パイピングがとってもおしゃれです。細い足、両袖の肘掛け、座面も(真ん中で分かれていない)ひと続きのシートで、とても洗練されたデザイン。パイピングをつければ、シンプルなだけじゃないきちんと感のある雰囲気が作れるし、こんな華やかさと落ち着きを併せ持つディープトーングリーンの張り地はそれだけで全体が決まるような存在感があります。


Vintage Sofa

あとはビンテージで、レザーにほどよいくたびれた感のあるソファもロックテイストと相性がいいと思います。パーソナルチェアですが、ファルコンチェアなどレザーが雰囲気を出している感じがイメージに近いです。

ロイズ・アンティークスでもレザーのかっこいい椅子が見つかります。チェスターフィールドみたいなクラシックなソファもいいし、北欧家具にも革張りのソファがいくつかあります。

などなど、予算に糸目をつけず妄想しているととっても楽しい!とりあえず妄想してから、現実に戻る。そんな中で自分が譲れないところを見つけて折り合いをつけていく、というのがインテリアを楽しむコツだと思います。いきなり予算上限決めて家具を探してもあんまり楽しくないですよね。

私の現実はどのあたりに落ち着くのか。夢見るだけで10年ぐらい気がついたら経っている、ということもあり得ますが…。ここまでお読みいただき、ありがとうございます!「私もロックスタイル好きだよー」という方、記事が気に入っていただけた方、ぜひ「いいね!」と「フォロー」よろしくおねがいします!励みになります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?