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短編小説『ある日突然もう一人の妻が現れたら...』

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初めて書いた小説です。ただの不倫の話とは一味違う!?実体験ではなく、フィクションです。
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#創作大賞2023

ある日突然、もう一人の妻が現れたら・・・(2)

私と夫の出会いは高校3年生の夏だった。 共通の友人をとおして知り合った。 夏休みにその友人…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(3)

帰り道、私は友人の言葉がショックで途方に暮れていた。 「帰ってから、勉強するの?」と彼が…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(4)

2030年… 日本は異次元の少子化対策として、さまざまな子育て支援政策を行った。 しかし、子育…

meganeko
1年前
6

ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(5)

「12月…もう今年も終わりか〜。」 カレンダーを見て、私はそう呟いた。 「ママ〜。12がつって…

meganeko
1年前
5

ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(6)

「ひつじが86ぴき…」 娘は羊を数えながら、夢の中へ落ちていった。 娘の寝顔はまるで天使のよ…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら...(7)

今日はクリスマスイブ。 娘が一年間で誕生日の次に楽しみにしている日だ。 娘の希望のプレゼン…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(8)

クリスマスの朝、娘は目を覚ましてすぐに枕の側に置かれたプレゼントに 気がついた。 「わーい!!!サンタさんきてくれたよ!」 「良かったね!」 「どんなプレゼントかな!?」 「開けて、見てみれば?」 娘が袋に結んであるリボンを引っ張ると、袋の口から人形の箱が見えた。 「えー!!!このおんなのこ、かわいい!」と娘は目を輝かせて喜んだ。 「みて!パパ、ママ!かわいいおんなのこだよ!」 「本当だ!良かったね。」 娘は朝ごはんを食べるのも忘れ、人形のお世話に夢中になって遊んでいた

ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(9)

気がつけば年も明け、あっという間に春になろうとしていた。 3月でもまだ夜は寒い。 新学期や…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(10)

目を覚ますと、私は布団の上にいた。 やっぱり、これは悪い夢だったのかと胸を撫で下ろす。 隣…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(11)

泣き疲れて気づいたら目を瞑っていた。 朝が来るのが怖かった。 あの人たちには早く出て行って…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(12)

保育園の近くには河川敷がある。 春だからか、つくしやたんぽぽが咲いていた。 ちょうちょも飛…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(13)

元同僚の離婚も気がかりだが、一人になると自分の家庭の問題のことで 頭がいっぱいだった。 知…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(14)

元同僚のユカと会うのは久しぶりだった。 貿易会社で働いていたときは、朝から晩まで週5日どこ…

meganeko
1年前
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ある日突然もう一人の妻が現れたら・・・(15)

実家に戻り、みんなで夕飯を食べた。 「じぃじ、ばぁば、ごちそうさまでした〜!」 久しぶりの実家での食事、やっぱり母の手料理は美味しい。 娘は初めてのお泊まりに少し緊張気味だった。 「ママ、ねれないよ〜。パパはきょうこないの?」 「お父さんは来ないけど、お母さんがいるから大丈夫だよ。」 「うん。みんなでいっしょにねんねしようねー。」と言って、 娘は人形を抱きしめた。 「ママ、ギューして。」 「はい、ギューッ。」と娘を抱きしめた。 背中をトントンして、羊を一緒に数えた。 娘