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22.2.19 HSPとは決して言えないけれども【747日目/1000日】

何が適正な距離なのかいつまで経っても要領が掴めない。いつもはそんなことも忘れたふりをして暮らしているのだけど、職場では時々思い出させる....いや目の前に突きつけられることもあってその度に一瞬足がすくんでしまう。

そんな折、見つけたnoteの記事がこちら。

TOMOさんのイラストもnote記事もどれも好きなのだけど、この記事は今回の足元の引っかかり感の原因と対処法を教えてもらった。私は、自分に関わる人との距離はどれも同じぐらいに揃えないこと=不誠実だとずっと思ってきた。ここ数年で自分の中でのこの「不誠実」と戦って、人間関係も整理してきたけれどその度にこの戦いによる傷がじくじく痛む。カサブタになっているところも時々剥いてみたくなってヒリヒリすることもまだまだある。きっとずっとこの癖は抜けないだろう。

でもこのTOMOさんの記事を読んで人間関係にはレベルがあって、そのレベルに応じた自分が一番「無理のない」関わりかたをして行ったらいいのだと改めて気づいた。

このTOMOさんの記事を読んだりあちこちで記事を見かけたり話を聞く度に自分もこのHSP気質があるのではないかと思い始めたので少し調べてみた。

そもそもHSPとは

コトバンクで引いてみると

熱ショックタンパク質【heat shock protein】
略称HSP.熱などのストレスがかかったときに多量につくられるタンパク質.タンパク質が折りたたまれ一定の立体構造をとるときのフォールディングを助けるシャペロンなどが含まれる.

いや、これは違う(笑)。でもちゃんと検索をかけるとHSPについては大量の記事が出てくる。

以下はマドレクリニックからの引用。

HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。

五人に一人を多いと思うかどうかは個人差があるけれど、私はこの数字を見て「意外に多い」と感じた。我が家だったら家族に一人、学校のクラスだったら班に一人はHSP気質の人がいる計算になるのだからそんなに珍しくないんじゃないかな。

そのほかにはこんなものもあった。以下はサワイ健康推進課より引用。

HSPには、特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」があります。
D:Depth of Processing/深く処理をする
簡単に結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる
O:Overstimulation/過剰に刺激を受けやすい
刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
E:Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
S:Sensitivity to Subtleties/些細な刺激を察知する
他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく

この「DOES」全てに当てはまる人がHSPなのだそう。私の場合は、一番目の「■ D:Depth of Processing/深く処理をする」部分が少し違うかもしれない。あれこれ考えたりはするけれど深く処理できているわけじゃない。短絡的で思慮深くもない。そして「■ E:Emotional response and empathy/全体的に感情の反応が強く、共感力が強い」も全ての人に対してこんな気持ちになるわけじゃないし少し違うのかもしれない。

HSP傾向があるのかもしれないし、それともこのHSPという気質に自分の短所の口実にしてしまっているのかもしれない。そもそもHSPは繊細さんなイメージなので、ガサツでいい加減で怠け者の私が「実は私にはこの気質があって..」と話してもきっと誰にも共感してもらえないだろう。たぶん、思い込みが強くて自己評価も歪んでる人なんだと呆れられるか笑われるのがオチだろう。そう思うと怖くてこの気質傾向のことは誰にも話せない。まあ、きっとそれでいいのだとも思うのだけども。

HSPセルフチェック

セルフチェックもあちこちで見かけたけれど、以下は自分の備忘録に。『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』(エレイン・N・アーロン [著]・冨田香里 [訳] 講談社 / ソフトバンク文庫)より引用。


HSPセルフチェック
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。
1. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2. 他人の気分に左右される
3. 痛みにとても敏感である
4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5. カフェインに敏感に反応する
6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8. 騒音に悩まされやすい
9. 美術や音楽に深く心動かされる
10. とても良心的である
11. すぐにびっくりする(仰天する)
12. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど)
14. 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
15. ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19. 生活に変化があると混乱する
20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた
質問のうち12個以上に該当した場合は、HSPの気質があるとされます。
また当てはまるものが多いほど、HSPの度合いも高いとされます。ただし、逆に「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強い場合は、HSPの気質があるとされます。

「良心的」とか「人の不快感に気づいて配慮できる」というような事は気の利かない私には出来ないのけど、他の部分でぴったりくるものもある。このテストをしてみてもこういう気質があると分かっても日常も周りも変わるわけじゃない。でも対処する方法はこの気質が分かるだけでぐんと広がる。これからは誰に相談するほどじゃないけれど困ったレベルのものはどこかでヒントを拾って何とかしてみよう。まずは人間関係の距離感から。

2021→2022→2023年の自分へ

2022年の自分へ
ここ数日の私は歯を食いしばる事がいつも以上に増えて我ながらブサイクです。というのも、姪っ子たちと遊んで調子よく走り回ったり抱っこしてあげたのが良くなかったようで右腰からお尻部分にかけて、動くたびに痛みが走るから。いちいちの動作に、おっかなびっくり。子供と遊ぶには、楽しい時間を過ごすには体力作りが必要だなと思い知る数日になっています。さて、2022年の私は元気でいるべく、何か体力作りしていますか。
2021年に返信と2023年の自分へ
体力作りに必要なのはとにかく地味に継続することだと身を以て知る毎日です。昨日は忘れ物のせい(郵送手配するはずの確定申告書を忘れて出かけたためのリカバー)で思いがけず16000歩強(よく頑張った!)も歩くことになったけれど休日は部屋に籠るモグラのような生活です。運動はInstagramで見つけた筋トレをちょこちょこっとしかしていませんが、それでもゼロよりいいと自分を大いに甘やかしています。でもさっき、部屋の端に青竹が転がっているのを見つけたのでとりあえずこれもちょこちょこっとやってみようと思います。2023年こそは何か「これ!」という体力作りをしていますか。してるといいなぁ。